私は"良い"オタクになりたい
私は常々、"良い"オタクになりたいと思っている。
自担が出ているテレビやラジオ、雑誌はくまなくチェックし、発言や一挙一動をすべて把握し記憶する。基本的なプロフィールはもちろんのこと、その時々の近況、最近買ったもの、嬉しかったこと、交友関係、コンサートに込めた思い、バラエティでのちょっとした言い間違えとか。
写真フォルダや過去の雑誌の切り抜き、テレビ番組のダビングなんかは綺麗に整理されていて、あの時の発言、あの時の髪型、どんな資料だって頭の中の引き出しを探ればすぐに出すことができる。
そしてそれらをSNS上に、「かわいい」とか「かっこいい」とか単純な言葉だけじゃない自分の感想や解釈とともにシェアしていく。
自担がどんな性格で、どんな思想を持っていて、どんな歌い方をし、どんな踊り方をするのか。自担が人間として、アイドルとして、どんな人なのかを高い解像度で観察し、理解し、「自担のどんなところが好きですか?」と聞かれたら100個は優に列挙できる。
YouTubeに投稿された公式動画は再生回数を伸ばすための努力をする。出演した番組や、掲載された雑誌、CM起用された企業には感想を添えたお礼のメールやハガキを送る。
コンサートや舞台に行ったら、感想ブログを書く。自担の表情、歌、ダンス、曲目、演出、会場の雰囲気まで細かく感じとり、時には勢いそのままに、そしていつ読み返してもハッとするような、その時の高揚感が伝わってくるような文章を残す。本をよく読んで教養が高く、持ち合わせている知識と組み合わせて考察したりする。
フォロワーと仲が良い。アイドル論について語り合い、さらに解釈を深めていく。コンサートでは互いに手を取り合い、感動を分かち合う。終演後には一緒に飲み屋にでも行って、あれがよかったこれがよかったと喜びを共有し、思い出をより色濃いものに変えていく。
足ることを知っている。他のオタクはこうだから、などと比較し気にすることはなく、自分が満足できるオタ活の程度を理解していて欲をかくこともない。
現場の前は特に頑張るけれど、普段から髪型やメイク、スキンケア、ネイルなんかにも興味があって、選ぶ服も一目置かれるようなお洒落さん。いつ何時(なんどき)目の前に自担が現れても自信を持って立っていられるように、自担の名に恥じぬように、身なりを整えている。
かと言ってアイドルのオタクであることが人生のすべてではなく、仕事にも精を出し、ポジティブで、目標や夢があって日々自己研鑽を惜しまない。
さて、どうしたら私は私の思い描くこのような"良い"オタクになれるだろうか?
学生の頃はまだよかった。お金はないが、時間があった。かと言ってオタクとしての過ごし方は今とさほど変わらないのだが、社会に出てからは一層"良い"オタクであることの難しさを痛感する。時間の無さはさることながら、自分にも自分の人生があって、アイドルを応援することは娯楽の一環に過ぎない。真正面から真剣に向き合ったとしてなにが得られるだろう?そんなことも頭をよぎる。
テレビはまだ観る方だけど、ラジオを聴くことや雑誌の活字を追うことが元々苦手である。雑誌は写真だけ見て満足することも多く、インタビューを読み込んだことの方が少ない。ステージに立つ姿を生で見るほうが気楽だし、なにより自分が見たものがすべて、で完結させられる。こまめに情報を蓄積しているならまだしも、私のように限られた情報だけでその人の輪郭を形作り、人となりまで知った気になってしまうのも怖くて、自担の人間性に関する解釈はできないでいる。それもあって私の自担への愛情はなんとなく薄っぺらな感じがしてしまって、また"良い"オタクからは遠ざかる一方だ。
「僕たちを利用して人生楽しんでください」
そんなところにこのメッセージである。
ニュアンスはその時々ではあったが、HiHi Jetsの猪狩蒼弥くんがこの夏を通して届けてくれた言葉だ。
これまでにもこういった意味を込めたメッセージを発信してきたジャニーズはいただろうし、そもそもアイドルというのはそういう存在であるとして私たちの前に立ってくれている場合が多いと思うが、ここまで明確に、ハッキリと自身の存在する意義とファンへのエールを伝えてくれた人がいただろうか。
アイドルがついにそうハッキリと自ら言ってしまうのね!!という驚きもあるが、今までアイドルを応援してきてずっと心の何処かでモヤモヤしていたなにかがスッと流されていったことへの感動のほうが大きかった。
これまでもたしかに彼らのことを利用してきたことには違いないし、これから先も対価を払って彼らを利用させてもらい、仕事に向かう足取りを少し軽くさせたり、沈み込んだ気持ちを水面まで浮上させるための力をもらうだろう。
しかし、その利用の仕方にもいろいろあっていいんだろうと、このブログをつらつらと書きながら改めて猪狩氏のメッセージを見返して、自分への救いが見つかったような気がしている。
決して"良い"オタクである必要はないよ、と。
もちろん私が理想とするような"良い"オタクであることで人生が楽しくなるのもそれでいいし、すべてを完璧にしなくても自分のスタイルに合ったオタ活をして人生が華やぎ、ああ私もまた明日から頑張ろうと思えるなら最高である。
アイドルを応援するなかで自分の手のひらで掬い取れるキラキラを養分にして、自ら自分の人生をもう少し光らせられることがなにより大切なのだ。
さあ、私は"良い"オタクでありたいという呪縛から解かれて、もう少し自分の人生に目を向けてあげることができるだろうか?
キラキラを与えてくれる彼らに報いるためにも視点を変えて一歩踏み出してみなければ。
そうは言っても私の中で"良い"オタクへの憧れはきっとこれから先もあって、いつか一度は趣味としてオタクを極め、誇れるようにもなってみたいものだが、今は都合の良いようにぼちぼちとアイドルを応援して過ごし、うまく人生の追い風にしていけたら、とそんなふうに思う。
2021年、一度もブログ書いてないわと思ったのでリハビリを兼ねて短めで書くつもりだった文章。(2540字)
2020年の買ってよかったものたち
気付けば年末。ご無沙汰しております。
世界的にそれはもうとんでもなく、とても大変なことが起きた年であったことは間違いないけれど、なんか、個人的には逆に「ああ、このまま何も特別な出来事が起こらないまま1年が終わるんだなあ」みたいな気分です。
仕事では4月に部署を異動して楽しい仕事に携わらせてもらったり、GOTOナンチャラの恩恵もしっかり受けてちょっとした国内旅行にも行ったりしたけど、大好きなジャニーズの現場は軒並みなくなって、自担とはもうかれこれ1年以上会えておらず、ジャニーズからもたらされる“ハピネス”的な何かしらが奪われた自分の人生はこんなにも平坦でつまらないものだったのだと痛感するばかりの日々でした。
ただこんな状況が1年も続いていると正直慣れてくるもので、「生きる楽しみや目標はこれと言ってないが、数ヶ月に一度やってくるライブ配信とそれにともなうオンライン物販を“こなして”いればかろうじて息をしていられる」体にすっかりなってしまいました。自分で書いときながら、悲しい現実だな・・・。
昨年は行ったコンサート・舞台、買ったものなどのまとめも兼ねて、ジャニオタとしての支出振り返りブログみたいなものを書きましたが、今年はまとめるほどのことがなかった(年始にKinKiや関ジュ、宝塚には行ったけど)ので、なんとなく2020年の「買ってよかったもの」を書き連ねたいと思います。
これまで給料は貯金する以外大体ジャニーズにつぎこんでいることが多く、「買ってよかったもの」を紹介できるほど物を買って(買えて)いなかったのですが、今年は幸か不幸か、自然とジャニーズへの支出も減ったので普段だったら手を出さない物もちょこちょこと買ったりしました。
とは言っても、ざっくり計算したところ昨年の2分の1くらいの額のジャニーズ関連出費がありました。おい、まじか。どうりで全然金が貯まらないと思ったよ!!全く身に覚えはないけれど、ライブ配信(意外と高いんだよな)やグッズ、雑誌・CD・DVD類がかさんでいた様子・・・。「今年は現場がなかったから余裕」と思っている皆さんも、計算したら余裕ぶっこいていられなくなるかもしれませんよ。
前談長くなりましたが、2020年の買ってよかったものたちをご紹介します。暇つぶしにもなりませんが、よろしければどうぞ。
- ①リングフィットアドベンチャー(&Nintendo Switch)
- ②AirPods(第2世代)
- ③プラステのウォームリザーブスティックパンツ
- ④小さめ財布(MARNI)
- ⑤医療脱毛契約
- ⑥ちいかわのLINEスタンプ
- ⑦イプサの化粧水・乳液・クリーム
- ⑧アラフェス配信
①リングフィットアドベンチャー(&Nintendo Switch)
今年買ったもので1位を選べと言われたら間違いなくこれ。絶対これ。会う人みんなにオススメしてます。私の健康と体重を維持してくれる、控えめに言っても「神」なフィットネスゲーム。1年の総運動時間が30分、ジムも宅トレも続いたことがないこの私がもうかれこれ30分×週1〜2回のペースで継続5ヶ月目に突入しているという実績。太もも周りがマイナス3cmくらいになってスキニーも履けるようになったし、お腹周りもシュッとしてきています。ありがとう。
いろんなトレーニングメニューをこなしてモンスターを倒し、ボスキャラを追いかけながらステージをクリアしていくという単純明快なゲームなのですが、ついつい運動してしまいたくなる設計が本当に見事!!
YouTubeでどこに効くかもよくわからないダイエット動画を当てもなく探しまわったり、自分で回数や秒数をカウントしながら●セット…みたいな筋トレをしたりするのが苦手!という人にオススメです。ゲーム側が全部勝手にセッティングして、運動へ導いてくれます。最高。
新垣結衣さんがCMでやっているような「よっこらせ、やるか〜」くらいの軽いテンションで臨むと想像以上のキツさに死にますが、ニンテンドースイッチとセットで4万超えの価値は本当にあります。みんな買ってくれ。
②AirPods(第2世代)
ノイズキャンセリングが可能なAirPods Proも気になりましたが、ぷにぷにが耳にフィットしない派なので第2世代をチョイス。これも本当に買ってよかったなと思います。
半年前まで「コードがないと不安!」とか言ってた自分が信じられません。コードがないだけでこんなにも解放感が得られるとは。iPhoneでライブ配信やドラマを観ることが多かったので、かなり重宝しました。ありがとう、Apple。
③プラステのウォームリザーブスティックパンツ
友人にオススメされて購入したもの。その名のとおり冬向けのパンツですが、その機能性に加えて細身ですっきりしているので、スタイルがめちゃくちゃよく見える!!!!!オフィスカジュアルパンツで大切なことって、なによりもスタイルの見え方なんですよね。それだけで1日のモチベーションが違う。
XXSからLまで展開されていて、自分好みの太さを選べるのがまた良い。わたしはちょっとぴったりめのほうがスッキリ見えるので好きです。ブルーとチェックの2本買いをしましたが、まだまだ買い足したい。ていうか春夏用のも出してほしい。5本くらい買う自信、あります。
④小さめ財布(MARNI)
別にミニマリストってわけでもないのですが、とにかく荷物をコンパクトにしたい!!という一心で買いました。これによって通勤バッグも小さめに変えられたし、休日も最小限の荷物量になりました。
カード類を入れるポケットが超少ないというデメリットは抱えつつも、電子化できるものは全て電子化し、普段のお会計で使わないようなポイントカードはパスケースにぶち込んでいます。
なんせMARNIのデザインが可愛いのでテンションも上がるし、8割くらいの確率で「えー!財布かわいいっ!」って褒められます。うれしい。
⑤医療脱毛契約
今年はオタ活全然してないし!!!というのが後押ししてくれた、1番の高額出費。一時期エステ脱毛もしていたけど全然予約とれないし効果が出るまで時間かかるしだったので、いつかやりたかった医療の全身脱毛。ついに契約しました。まだ1回行っただけだけど、すでに効果が出ているので今後が楽しみ。
たぶんコロナがなければ先延ばしにしていたこと間違いないので、一歩踏み出させてくれたという点ではこの状況のおかげかもしれません。だとしてもコロナ、てめえのことは絶対許さねえけどな。
⑥ちいかわのLINEスタンプ
ジャニーズの摂取量が減ったからなのか?まさかのファンシーキャラクターというジャンルにハマりました!!これもまた今年(この状況)ならではなのかも。ハマったのは、LINEスタンプなどでおなじみのナガノさんが展開するキャラクター「なんか小さくてかわいいやつ」、通称「ちいかわ」。
の、LINEスタンプがついにリリースされたので全部買いました。来週グッズが初めて発売されるので、それも全部買いたい。オタク気質ってジャンルを問わないんだな、と我ながら実感しています。
「ちいかわ」シリーズは、2〜3日に約1本くらいのペースでツイッター漫画が更新されており、その独特な世界観がたまらなく"良い"。めちゃくちゃシュールでホラーなストーリー展開もあれば、キャラクター同士の可愛くてほっこりする関係性が垣間見えるときもあり、更新が待ち遠しすぎてツイート通知設定しているほど。
— ちいかわ (@ngnchiikawa) 2020年12月7日
人には一定量の摂取しなければならない癒し、"ハピネス"があり、ジャニーズで満たせなくなったその不足分を「ちいかわ」に補ってもらったと言っても過言ではない。あと、キャラクターは生身の人間(アイドル)と違ってこちらも気負いすることなく楽しめるのがいいね。
⑦イプサの化粧水・乳液・クリーム
これまでずっと他ブランドの化粧水と乳液を使っていてなんとなく飽きたので乗り替えようかな〜、と思ったときに出会ったイプサ。
化粧水「ザ・タイムR アクア」(ベスコスで有名なやつ)と、肌悩みによって選べる乳液「ME」、クリーム「ターゲット・エフェクトG」を買いました。特に冬場は乾燥するのでオイルやらなんやら手間をかけねばなりませんでしたが、今はこれらをぱぱ〜っと塗るだけで大丈夫になり、肌調子も良いかんじなので愛用中です。シンプルな装いのボトルも◎!
⑧アラフェス配信
ジャニーズのライブ配信はほぼすべて「買ってよかったもの」だし、特にHiHi Jetsのサマパラ配信はナンバーワンですが、アラフェスの配信は買うか買うまいか迷ったあげく最終的に買ってみて「ああ、買ってよかったな」としみじみ思ったので、あえてこのリストにノミネートしました。最新技術の取り入れ方や、演出の仕方は嵐だからこそできるところがあって、Part1・Part2ともに大満足でした。
個人的な野望としていつか、嵐のライブを改めて全て遡ってその変遷と演出の極意を研究したいと考えているので、そのためにもこのライブ配信というかたちでのアラフェスは観とかなあかんな!という意地で買ったところもあるんですけどね。嵐のライブはもはや教材。ライブ演出の勉強にもなるし、こんだけ売れたらこんだけ好きなことできんねんぞ!!というジャニタレにとっての目標にもなるんだろうなあ。
私のジャニオタ人生の原点は、嵐なんですよね。(っていうジャニオタって今の時代、全体の5割くらいいそう。)いつの間にか気持ちは離れてしまったとは言え、ライブを観ると流石だな〜!!というところがいっぱいあって結果「嵐すげえな」に帰着してしまうあたり、国民的アイドルとはこういうことを言うのだな、と。活動休止まで、そして活動休止してもなおずっと全力で嵐の存在感を放っていてほしいな、なんて思います。
以上、2020年の買ってよかったものたちでした。
来年はジャニーズに会ってお金を使える機会が少しでも取り戻されることを祈りつつ、その一方で今年みたいに自分のためにも継続的にお金を使えればな〜と思います。
(4042字)
アイドルと「好き」の細分化
自担は何故(なにゆえ)に自担なのか?
ふと考えてみるが、そう簡単に答えが出るものでもなくいつも私の頭を悩ませる。さらに最近では、ジャニーズJr.を中心にデジタルメディア等への露出が多くなり、「好き」の種が身近にたくさん撒かれるようになった=「担当」に限らずとも「推し」を作ってもよいとされるようなオープンな風土が醸成されつつあると感じ、私の中にも自担以外で「いいな」「好きかもな」*1と思う対象が増えつつあってより混沌としてきている。
そうすると、ここでまた新たな疑問が浮かんでくるわけである。
私は何故(なにゆえ)に、そしてどのようにその人を「いい」「好き」と感じたのか?
また、ジャニーズのタレントは数百におよび、その誰しもに必ずファンがつく。語弊を恐れず失礼極まりない表現をすると「うーん、私はいいと思わないけどなあ…?」と思うような子にだって、その子のことを魅力的であると感じてファンになる人がいるのだ。
例えば、私にとって岸優太というアイドルはもっとも顔が可愛く、ダンスも上手く、歌も上手く、演技まで上手いときた!まさに天才!よっ!スーパースター!!!という感じなのだが、非オタの友達にキンプリで岸くんが好きと言うと「へ〜平野紫耀の方がかっこいいじゃん」とよく言われるし、他担の方からは「いやいや私の自担の方がスーパースターですよ」と言われて終わるに違いない。*2
ジャニオタをしているとつくづく、主観はあくまで主観でしかなく、自分の考えが一般的であるとは必ずしも言えないことを忘れずにいなければと思う。そこで今回、私の「好き」という感情・感覚はどこからやってくるのか?どんなものなのか?なにが「好き」なのか?を客観視して咀嚼してみるべく、ブログを書こうと思う。前置きが長くなったので簡単に言えば、ジャニタレを対象として「この人は〇〇だから好きなのかも…」「この人に対する好きって気持ちは〇〇と表現できるな…」みたいなことをダラダラと述べるだけの内容となっております。
さて、そもそもの前提として私は、大体のジャニーズタレントのことを「嫌い」であることはあまりなく、テレビに出ていたら自担でなくとも観るし、感覚的には誰をとっても「遠い親戚の家の子」みたいな位置付けにあると思う。しかし「嫌いではない」というと、じゃあみんな「好き」なのか?ということになりそうだが、そうとも言い切れない。かといって「"好き"とは言えない = 嫌い」でも決してない*3。感情を数値化することは甚だ困難であるが、わかりやすくするため、私の中の「好感」の尺度についてイメージ化してみたのが以下の図である。
ポイント① ジャニタレに対して「好感」が0%を下回ることはほぼ無い。
ポイント② ただし0%〜何%までかにおいては、「無関心」に近い状態で「好き」という感情は芽生えていない。愛の反対は無関心、とかよく言われるアレである。「まあ、別に好き…とは言えない…かな」も含む。
ポイント③ 中間層はなんとなく、でもたしかに「うん、割と好きだな〜」と感じる(好意はある)人々。
ポイント④ ある一定のラインを超えると「うわ〜だいぶ好きかもな〜!!」「これはもう確実に好き」になり、推しや自担として昇華される。
早速、この大まかなものさしをもとにしながら自分の「好き」を細分化していこう。
1.今回対象としたのは以下の178名
http://www.johnnys-net.jp/page?id=index
https://j-island.net/artist/word
ジャニーズJr.はユニット加入済みメンバーに加え、無所だがなんとなく知っている面々も何名か選出した。Jr.でないタレントについては、私の独断を除いてはほとんど入っているはずだ。*4 おうち時間、暇すぎると178枚のスクショを撮りトリミングすることすらいとわない。どうでもいいけど、これを使っていつか神経衰弱でもしたい。
前情報として、私が担当させていただいているのはKing&Princeの岸優太くん、HiHi Jetsの作間龍斗くん、関ジャニ∞の安田章大くん。現在のやすだくんのあり方を受け入れているものの、私の中の安田章大像とアー写が少し解釈違いを起こしているため、近からず遠からずな写真に特別に差し替えました。許して。
この3人は「好感」尺度における最も右手側、「好き」カーストにおいては言わずもがな最上位に鎮座することになる。
2.漠然と「好き」を抽出してみる
まずそもそもの課題として、なにをもって「好き」といえばいいのか。これがなかなか難しい。顔か?性格か?体格?パフォーマンス力?といろいろな基準がありすぎて混乱するし、全員に対して平等な知識があるわけでもない。しかし、おそらく正解はそれらすべて、つまり「その時点で知り得る要素のすべて」をもって「好き」と感じれば「好き」だし、興味の範疇に入ってこないのであれば「好き」度合は0に近いということだと思う。
で、これまた暇だったので簡易なカードにして直接手に取りながら選ぶことにした。自分で遊ぶ用とは言え「ヤバイ代物を手に入れてしまった」という気持ちになる。そして、実際に「ン〜…好き、には入る!」「どっちだ…?好きなのか?どうなの私…?」と振り分けるのはなかなか精神的にクるものがあった。結構危険な遊びである。
とりあえず178名の中から【漠然と好き・群】として抽出したのが以下の38名である。*5 漠然、と言っても数が膨大になりすぎたので結果的には「好意65%以上くらいかな」というレベル感に落ち着いた。(私って事務所でこんなに好きな男がいたんだ、とシンプルに驚いたが。)
わかってはいたが、現時点では何にもとづいて「好き」なのか、どういう種類の「好き」なのかが見えてこない。
3.グルーピングしてみる
漠然と抽出したあとは個々人にフォーカスしながら、「この人とこの人に対する"好き"は近いかもしれない」という視点でいろんな角度からグルーピングしてみることにした。
⑴「顔面がタイプ」だから「好き」
【漠然と好き・群】の中でも、まず顔が好みのタイプであるかどうかに二分できることに気づく。「顔面がタイプ」なら無条件で「好き!」という感情が芽生えていると感じた。顔が印象に与える影響はやはり強い。
そして、私の場合はさらに【A】と【B】に細分化できることがわかった。
まず【A】は、「犬顔」「小動物顔」「お目目くりくり、きゅるんとしていて可愛い」だから「好き」と言える。他にも犬顔のジャニタレはいると思うが、顔の好みとは意外と繊細なもので私の琴線にふれる(?)のはこのメンバーだった。可愛い!ずっと見てられる!好き><って感じである。
次に【B】は「知的顔」「美麗」「神秘」「色白」だから「好き」のグループである。ここは【A】に比べ、人によって好みが分かれやすいところな気がする。私はこの【B】のタイプを好きになることがかなり多い。大学時代に本気で恋した相手もこのタイプだった(知らんがな)。さらに細分化すると、上段3名は「猫」みがあって【A】の小動物タイプにもやや近くそこも「好き」である。
⑵「雰囲気」が「好き」
細分化していく前に「好き」を言語化できるレパートリーが自分の中になさすぎたので、ここからは『好き 種類』でググって上の方に出てきた恋愛指南サイト(好きには色々な「種類」がある。 | ラブベイト)を参考にしながら進める。このコラムの中では ①雰囲気が好き、②仲間としての好き、③憧れの好き、④寂しさからくる好き、⑤恋からくる好き、⑥愛しているの好き とあって、今回のテーマにちょうど良さそうだった。個人的にはここに、母性からくる好き も付け加えておこうと思う。
では、「雰囲気」が「好き」と感じるのは誰か。「雰囲気ってどこまでが雰囲気なんだ!?」と頭を抱えたが、以下の10名を選んだ。顔の好みと、雰囲気の好みは必ずしも一致しないことがわかる。
福ちゃんと今江くんを除いて、残りの8名を見ると「アンニュイな雰囲気」がある人が好きなのかもしれない、と思う。 実際はお茶目な人が多いとわかっているが、醸し出されるやや気怠げな感じが刺さる。この中でも特に丸ちゃんと福本大晴くんについては、「闇落ち感」がたまらない。
福ちゃんと今江くんは、なんというか「包容力」「安心感」のある雰囲気が好きだ。 けど実際は「何を考えているか読めない」みたいなところもあって好きかもしれない・・・。(結局)
⑶「仲間」としての「好き」
仲間としての好き、つまり友達という意味での好意ということだろうか。
下段4名に関しては私の中で「圧倒的にいい人そう」という感じで、信頼できそうなところが「好印象」なので「好き」だと思う。そして、じぐいわの二人に関してはおそらく「岸くんと苦楽を共にしてきた戦友」だから「好き」な気がする。要は自担の友達は私も友達だぜ!といったところか。猪狩氏についても同様、作ちゃんのそばにいる存在として「好き」と感じるのかもしれない。
⑷「母性」からくる「好き」
母性は簡単、「守ってやりてえ」みたいな感情の「好き」である。
ここで興味深いのはワンコみがある【A】グループから4人が選出されていることで、小動物要素があると自然「母性」が生まれるようだ。松本さんに関しては圧倒的年上だが「ジューーーーン!」って言いたくなる気持ちが湧き上がる。
一方で猪狩風雅の2名は、無条件に守りたいというよりかは、ちょっと小生意気(いい意味です)なところが母性をくすぐり、「も〜、そんなところも好きだよ」と甘やかしたい、みたいなところがある。
⑸「憧れ」の「好き」
光一さんとぽんさん(本髙氏)を【漠然と好き・群】に抽出したものの、どういう好きなのかがよく見えていなかった。しかし、ここにきて「憧れ」の「好き」だったのか!!!と目からウロコだった。なんというか、顔はけっこう好きな方なんだけど【A】でも【B】でもなく、しかし圧倒的で近寄りがたい存在である。山田涼介様は私にとってアイドルの最高峰なので、これも「憧れ」の「好き」だ!と思った。総括すると、三者とも王としての品格を放っているところが「好き」といえそうだ。
⑹「寂しさ」からくる「好き」
そもそも、寂しさからくる好きとはなんぞ??ではあるが、恋愛になってほしいけどなれない、「ちょっと優しくされたい」「弄ばれたい」みたいな感情の「好き」と解釈した。(だんだんただの妄想ゲーと化してきた。)
ここで登場するのが、山P・大光・じゅったん・末様・正門さん・長瀬、のセクシーお兄さん6人衆である。顔は決して好みというわけではないのだが、この独特な色気で寂しさを埋められてみたい。「恋」より一層「リア恋」なのが、「寂しさからくる好き」のような気がしてきた。自分でも何をいっているのかよくわからないが、そういう「好き」もあるということだ。
ちなみに岸くんがこの「好き」に当てはまるのは自分でも意外だった。「隣にいそうで、どこにもいない」を体現する岸くんだからこそ、儚さを感じて「好き」と思うのかもしれない。
⑺「恋」からくる「好き」
恋愛経験値ほぼゼロの限界オタクだが、恋とはつまり「異性」を意識する「好き」ということだろう、多分。
この面々とは恋してみたい。ベタベタなデート、ディズニーランドとか行ってみたいと思うもんね。なんだろう、「彼女を大切にしそう」で「好き」って感じだろうか。守るときに守ってくれそうな男気がある人が「好き」なのかもしれない。
⑻「愛している」の「好き」
オチがそこなのか?とズッコケるレベルだが、「愛している」と思える人は以下の通りだった。
いや。自担やがな。
ここまでいろんな「好き」をみてきたが、結局「愛」となると自担なのか。そもそも「愛とは何か」を深く考える必要があるのだが、ここまでの様々な「好き」を超越する、特別な「好き」と定義すると、やはり自担に帰着した。
では何が「好き」に特別さを与えるのか。それはあえて評価してこなかった「パフォーマンス」や「アイドルとしてのあり方」といった部分が大きく関与すると考える。その項目を入れてもよかったのだが、少なくとも最初に絞ったこの38名のパフォーマンスや姿勢はリスペクトしている(もちろんそれ以外の皆も。)ので、Yes or Noで分けるのは控えた。
が、この「パフォーマンス」や「アイドルとしてのあり方」が最も刺さる、自分の価値観にぴったりとハマる、何を投げ出しても応援したいと思える、のがここでいう「愛している」に近いように思う。言い換えれば「アイドルとして愛せる」のが「好き」のトップに君臨する「担当」なのかもしれない。
担当とは何か、についてはまたいつか哲学したいところだが、「好き」をテーマにした時には担当とは愛である、と言えるだろう。
4.多く当てはまる=「担当」ではない
途中からただの妄想ゲーと化してしまっていたが、「好き」と感じるジャニタレへの気持ちはただ「好き」だけでなく様々な形があることがわかった。そして、私の「好き」を構成する要素をまとめると以下のようになった。
・小動物顔または知的美麗顔が好き
・アンニュイな雰囲気をまとう人が好き
・自分にとって身近に感じる人が好き
・小動物みがある、またはやや小生意気な人が母性をくすぐられて好き
・王としての品格を放つ人が好き
・セクシー、儚さをもつ人がリア恋を感じて好き
・守ってくれそうな人が好き
まとめると上の表のようになったが、各要素に必ずしも私の自担が入っていなかったことや、(8)に示したことから見るに、担当だからと言ってもどの観点からいっても「好き」ではないし、「好き」の要素に多く当てはまるからといって「=担当」とも限らないのである*6。つまりは、「担当」は単純に「好き」だけで決定されるものではないとも言えるだろう。
実に、アイドルと「好き」の関係は奥が深い。そして、上述したのはあくまで私の好みであって、偏に「ジャニオタ」とカテゴライズされることがしばしばあるが、オタクが100人いれば100通り以上の好みがあるのだから本当に面白い。
5.最後に
結局何が言いたかったのかはまとまらず、しっちゃかめっちゃかな内容になってしまったと思うが、改めて自分の中にある「好き」を細分化してみるのはとても興味深かった。日々「好き」が増え、同時にいろんな人の「好き」とも対峙していく中で、自分の傾向や癖を知っておくのも悪くない。
人にも会えず、新しいものに出会う機会も限られている中で、自分と向き合う時間が必然的に増えるが、なんでもいいからとりあえず「ジャニーズ」を絡ませておけばそれがあっという間に「オタ活」の一部になるのでオススメである。
またいつか、「担当とは何か」についても掘り下げて書きたいと思う。
(6495字)
*1:「推し」の定義は人によって様々であるが、ここでは「担当外」であるが好感を抱く人、というような広義で捉える。
*2:岸くんが「魅力的と思われない」対象だということではなく、私にとっての岸くんは最高であっても、誰かにとっての岸くんは必ずともそうではない、ということ。
*3:これについては、このブログを読んでいただく上で特に留意されたいことである。「この人私の自担を好きじゃないとか言ってる!!最悪なんですけど!!」みたいな捉え方だけはされないようお気をつけください。あくまで私個人の好みに基づく内容です。
*4:ユニット加入済みJr.で「うちの子いないんですけど〜〜〜!?」っていうのがあれば教えてください。シンプルに謝罪。
*5:繰り返すがあくまで私の好みでしかないので、ここに自担が入ってなくても「お前(オメエ)とはまるで好みが合わんわ!」くらいに思っていただきたい。
*6:より評価項目を詳細にして数値化していけば、「好き」要素を多くもつ人=担当という結論を導き出せる可能性は俄然残っている。
暇だから小学生ぶりにプロフ帳書いた
毎日毎日、テレビをつけても街を歩いていてもコロナコロナコロナコロナ・・・もういい加減にしてくれよ、と正直思う。コンサートや舞台の中止・延期が続々と発表され、再開の見通しも立っていない。私が現在所持しているコンサートチケットは今月末の3公演分で、まだ中止や延期のお知らせは来ていないものの、おそらく行けなくなるんだろうなと、神に祈ることすら諦めかけている。
しかしながら、こういう一種の災害というのは誰が悪いというわけでもないから、気持ちの行き場がなくて余計に困る。(ただし新型コロナウイルス、お前だけは絶対に許さない。)ずっとずっと楽しみにしていたコンサートや舞台は奪われ、学校で友達にも会えない。旅行にも行けない。社会人は労働だけが残る。は〜、つれえ!たのしくねえ!どこもかしこも自粛ムードで息が詰まるわ!!!なんか楽しいことないかな〜。
と、いうことで本日ご用意したのがこちら。(唐突に本題)
ジャニオタ専用のプロフィール帳だよ〜!!!小学生の時に配りあって書いた、アレ。「私の性格は〇〇〇〇で、好きなタイプは〇〇〇〇なひとだよ♪」みたいな、アレ。男子にも配ってみるけど死ぬほど回収率が悪い、アレ。
もしかすると今の小・中学生、高校生はご存知ない可能性が高いが、今回、私と同世代以上の人々にとってはクソエモいであろうあの個人情報ダダ漏れツール「プロフィール帳*1」を、コロナに生きる楽しみを奪われたオタクが怒りの勢いそのままにジャニオタver.で自作して遊んでみたブログをお届けする。
ちなみに今回インスピレーションを受けたのは、年末からいまだにどハマり継続中であるkemioのこの動画から。大人になってから改めてプロフ帳を書いてみると「自分の性格は〇〇で・・・」といった当時小学生のときはササッと書いていたような質問でも、意外と深く考えさせられることがわかる。「好きなブランドは?」という質問に「マルジェラ」と答えるkemioが個人的にツボである。小学生、マルジェラ着ねえよ。
当時の記憶をさかのぼりつつプロフ帳のデザインをググり、「この謎の質問コーナーあったな〜!!」などと一人懐かしくなりながら作成した。「ジャニオタがプロフィール帳を書くなら」と想像して、オタク友達同士で集まった時にワイワイしながら書ける内容を考えるのはとても楽しかった。そして、完成したのがこちら。
デザインセンスについては塵レベルなので大目に見ていただければと思う。あと、“オタク”って英語で“Geek”らしいんだけど、かわいくないから“オタ”は“Ota”にしておいた。ツッコミどころは満載である。
私が実際に記入して遊んだ例をご紹介しながら、それぞれの項目を解説する。構成としては以下のとおり。
①オタクとしての人となり紹介コーナー
冒頭には、一般的な自己紹介にオタ要素を盛り込んだコーナーを設けた。誰の担当か?(個人的に掛け持ちが多いので欄は大きめに。)、どんなタレントを好きになる傾向があるか?自分はどういうタイプのオタクか?といったことに加え、あえてよくある「特技」や「マイブーム」は残した。
ただ、昔から特技という特技がないのでいつもこの欄には頭を悩まされてきた。今回も悩んだ末、自分だけの特技でもないが「どこにいても岸くんを見つけられること」と記入した。Jr.担は幕が上がった瞬間コンマ5秒で自担を見つけられるか否かにかかっているため、セクバ時代によく鍛えられたと思う。シルエット、ダンスの癖で自担は見つけられる。
皆さんのオタク特技にどんなものがあるか、とても興味深いのでぜひ教えてください。*2
②スキなもの紹介コーナー
これも従来のプロフ帳によくあるコーナーを採用。楽曲やDVD、テレビ番組、雑誌を対象とした。ちなみに私は好きな楽曲に、関ジャニ∞の「花であれ」(くじけそうになった時に必ず聴く。ゆっくりでも一歩ずつ進もうと思わせてくれる)と、Princeの「描いた未来〜たどり着くまで〜」(Jr.時代様々な葛藤のなかで、Princeの覚悟と決意が込められた思い出の曲)を記入。
DVDは2016年のセクゾサマパラ中島健人ソロコン「#Honey Butterfly」を選んだ。2012年の青春の思い出がつまっていて、岸颯シンメの亡霊は見事に浄化された。ずっと宝物にします、ありがとうケンティー。
③人物連想コーナー
小学校の時なら「やさしい人」「面白い人」「かっこいい人」などについてクラスメイトを連想したが、これをジャニオタ向けに修正。このコーナーを作ったはいいが「いや、これシンプルにジャニーズJr.大賞だよな」と思った。プロフ帳なんか書かなくてもウチら毎年やってんじゃん、ってなった。
ちょっと難しいのも入れておこうと思い、「センターのひと」「エースのひと」という項目を入れたが、案の定難しかった。最終的に私は「いわち」と書いた。オタクとあーだこーだと議論しながら考えてみたら楽しそう。
④質問コーナー
今回は以下の4つの質問を用意した。
●もしジャニーズになれたら何がしたい? →常々私はジャニーズJr.になりたいと思っており、みんなにも聞いてみたかったので。
●自担と1分電話できたら、何してもらう? →最近デビューしたJO1というアイドルグループの抽選特典に1分間電話できるみたいなのがあるらしいと友人から聞いた。その時に限られた時間で話せるってなったら何してもらう〜!?と盛り上がったので、ジャニオタにも聞いてみたい。
●スペシャルな思い出 →一般的なプロフ帳にも謎に「思い出」をつづらされるコーナーがあったと記憶しているが、自担との思い出ならたくさんある・・・。担当になったきっかけとかを聞いてみたくて。
私の回答は以下の通り。作ちゃんの好きなところ、1番目に「顔!!!」なの、自分でもジワる。
⑤ラブトークコーナー
小学生の時にプロフ帳で一番だるいなと思っていたコーナー。好きな人はいる?イニシャルは?告白されたことはある?ってやつ!!!誰も正直に書くわけないだろ!!!!!(急に興奮すんな)
「好きになった人」の定義はあえて曖昧にしていて、私の場合一度でも好きだな〜!と感じたことがある人をカウントしたら14人くらいいた。14人いたけど、その中でも“担当”と思う人は3人であり一途な想いなので許してほしい。ちなみに好きなタイプは「年下」に丸をした。24歳OL、いつまで14〜17の響きが好きでいていいかたまに迷う。
⑥おまけ
余白があったので今後「どんなファンサをもらいたいか?」を団扇に記入してもらうコーナーを作成。コンサート直前になってファンサ団扇をいざ作ろうとしても、ありきたりなものしか浮かばない・・・そんな経験をもとに、いつか入るコンサートを想定してファンサ団扇を作ってみようという意図から。
ちなみに私は「手の大きさ比べしよ!」と書いた。これは岸くんがJr.時代の頃から密かに夢に見ているもので、スタンドの外周最前に入ることがあったら、あの大きなお手手と自分の手の大きさを比べてみたいと思っている。夢を見るだけならタダである。
⑦フリースペース
オタクにフリースペースを与えるとポエムを綴り始めてしまうよな、と自分で書きながら思った。フリーというその名の通り、ラブポエムを書くなり絵を描くなりオタ友への感謝の意を述べたり、自由に使用できればと思う。私は身の回りにオタク友達がいないため、お友達募集中!!の旨も書いておいた。自分からは話しかけられないけど、フットワークは鬼軽いのでよろしくお願いします!
さて、そんなこんなで、すべて記入した私のジャニオタプロフィール帳がこちら。久々にプロフ帳で遊んでみた感想としては、①ジャニオタとしての自分について振り返る良い機会になった ②オタクが集まって書きあいっこしたらより内容が深まる気がする と感じた。
SNSで何から何までできてしまうこの時代に、わざわざプロフィール帳を書く文化は残らないのかもしれないが、こういった形で自担に思いを馳せながら質問に答えていくのはとても楽しく、個人的には今後も一つのコミュニケーションツールとして使っていきたいと思った。
もしよければ暇な時、友達と集まる時にどうぞ!セブンイレブンのネットプリントに登録していますので店頭の印刷機で出力できます。(予約番号95089044、A4 カラー:60円、2020/03/21まで)
オタクのみんな!!!コロナに負けず、楽しいこと探してがんばっていこうな!!!(3534字)
ジャニオタ、2019年の支出を振り返る
私はこの秋、一人暮らしを諦めた。
現在、東京での大学生活4年間と社会人1年目の寮生活の計5年のブランクを経て、久しぶりの実家暮らしを絶賛満喫しているが、いろいろあって11月初旬に割と真剣に一人暮らしを検討していた。内見までしてここにしようかと決める手前までいったのだが、結局母親を説得できず、この計画は頓挫した。
というのも、主にお金の工面について納得のいく説明をつけられなかったからである。
お金の工面、といっても"生計を立てる"的な意味合いではない。今回問題となったのは「ジャニオタとしての」お金の工面である。
正直、オタ活にかかる費用も含めて「まあどうにかなるやろ」と甘く考えていたのだが、いざ母親に「じゃあどうやって毎月のお給料から、生活費とジャニーズのお金を捻出するの!?」と問い詰められると(問い詰められ方のクセがすごい cv:千鳥ノブ)、論破できるような数字的根拠がなかった。これまでその時使えるお金を使えるだけオタ活に充てていたため、明確な収支管理をしたことなんてなかったからである。
一人暮らしを断念したことについては今となってはどうでもいいが(結局実家が一番コスパ高いし)、冷静に考えて、自分が趣味にいくらの金を投じているかを把握できていないというのは、今後ジャニオタを続けていく上でも、自立した社会人として生きていく上でも、かなりヤバイ状況ではないだろうか。
そこで今回は、自身の金銭管理の意味を込めて、2019年のジャニオタ活動による支出を振り返りたいと思う。
また、先日「忘れてもらえないの歌」を観劇したのがおそらく今年の現場納めで、年末も近いことだし、ついでに現場まとめ的なことにもなればいいと考えている。こういうのは毎年12月になってまとめようと思っても気づけば大晦日で、めんどくさくなって結局まとめられずに終わってしまうから、早め早めにやっておくのが吉だろう。
ただ、書いているうちに1万字インタビューか?みたいなボリュームになってしまったので、目次からまとめに飛んでいただくのをオススメする。
“現場”による支出
チケットの半券を整理しながら、その時々でどのような支出が発生したか思い出せる限りで書き出したのが以下の表である。今年は11公演・計21回、現場へ赴いた。やや細かいので見づらいが、公演タイトルごとにかかったチケット代・交通費・宿泊費・グッズ代をまとめた。ここからは、それぞれの公演を内容とともに振り返っていきたい。
JOHNNYS' King&Prince IsLAND(1月)
「14、15、16、17、この響きが好きなんだ!」というパワーワードが誕生した今回のジャニアイ。構成としては従来からそれほど変わっていなかったように思うが、宇宙み(?)は薄く、世界の悲劇・喜劇に重きを置いた内容というよりは「子供は大人になれるけど、大人は子供に戻れない。」というメッセージを主軸に置いており、“大人”に最も近い存在であるキンプリと、主に18歳以下の若い世代との対比によってうまく表現されていたように思う。公演のリード曲となった「In your life」がめちゃめちゃ好きで、未来へ向かって期待いっぱいの若い世代に「二度と戻れない今を生きよう」と歌わせているのがグッとくる。子供に戻れない虚しさをどこかで抱きながら、しょうがなく大人への階段を登っている私だが、同い年の岸くんがそれでも未来に希望があるようにキラキラとステージで舞ってくれたことが救いになった。
…と、支出を振り返る前に内容を振り返っていたら日が暮れるな、これ。 まあいいか、自己満ブログだから。とにかくキンプリアイランドは最高であった。今年の冬は帝劇で舞う岸くんを観れないと思うと切ない。
支出については遠征込み1公演で44,290円、まあこんなもんだろうという感じ(雑)。12月末に観劇した際は新幹線を利用し宿泊もしたが、今回は日帰りかつ夜行バスを利用した。昨年までは毎度リッチに新幹線を利用していたが、頻繁に東京へ行っているとチリツモでバカにならないことに気がつき(遅い)、スケジュールに影響が出ない限りで夜行バスを利用するようになった。*1
グッズについては、普段使い想定のアイテムはどうせ使わない&タレント個人の実績になるものにお金をかけたいという理由から、なるべく写真類のみを買うようにしている。ちなみに、ここぞ!という時以外、フォトセットは「岸5・作間2」の上限を設けている。今回、ちょっと前まで好きだったのでなんとなくという衝動的な理由で、佐藤龍我くんのステージフォトを購入してしまったが、今見返すとなんというか使い道がない(龍我担さんごめんなさい…)ので、担当外のグッズは買わないほうがいいという教訓を得た。
ジャニーズ銀座2019 Tokyo Experience(HiHi Jets)(5月)
作間担になったのは2018年2月の少年収(作ちゃんがHiHi加入して最初の現場)で、18年のクリエにも行ったしドリボも行っていたのだが、担当になったといっても主担当(?)は岸くんみたいなところがあり、19年5月時点では「作間担としての自我」が芽生える前であった。これについてはいつか語りたいところであるが、要は作ちゃんのことはとても好きで担当と名乗っているものの、これまでに強い担当体験*2がなくそこまで思い入れをもってHiHi Jetsに向き合えていなかった。
そのため、内容については記憶がほとんどないのが正直なところである(怒られるわ)。作ちゃんがソロで「また今日と同じ朝が来る」を歌って似合う〜〜!ってなったことと、情熱ジャンボリーをうろ覚えで頑張って踊ったこと、客席降りで作ちゃんが1m先まで来たが、ファンの圧に負けて私の列までやって来ずハイタッチできなかったことだけは覚えている。
支出は34,940円であった。このクリエよりもチケット代が倍で、グッズを多く買ったジャニアイと1万円ほどしか変わらないのは、やはり新幹線を往復で利用したことが大きいだろう。ただ、この日は香取慎吾くんの個展「BOUM!BOUM!BOUM!」と併せて、母とともに遠征したので致し方無い出費である。
十五祭(7月)
十五祭については以前ブログに書いたので内容は割愛する。名古屋へ遠征し一泊したが、支出は14,080円とかなり少額に抑えられた。
というのも7/20に名古屋で十五祭に参戦し、運よくチケットが取れたので翌日7/21のキンプリコンサート@横アリへ行くという、遠征ハシゴをすることによってトータルの新幹線代を実質半分にできたのだ。また、名古屋→新横浜を夜行バスにできなくはなかったが、名古屋のみともに遠征した母が宿泊費を出してくれるというのでお言葉に甘えた。
また、今回グッズは一切買わなかった。かわいいBOYのぬいを含めて、だ。これまでエイトのグッズは、ツアバ・Tシャツ・団扇をはじめとして何かと全て購入していた。今回もデザインがかわいいので迷ったが、安田くんのビジュアル問題と、部屋を大掃除した際に「ツアバ…使ってないな、ポーチ…使ってないな、ポスターについては言わずもがな…。」といくら可愛かろうが、グッズたちは結局引き出しの奥底で眠ることになってしまうことに勿体なさを感じ、なるべく買わないようにしようと心に決めた。*3 これにより、グッズ代1万5千円ほどを節約できたと言えよう。
King&Prince CONCERT TOUR 2019(7月〜9月)
今年は運よくチケットが複数枚取れ、素敵な方々と交換していただけたこと、そして岸くんの誕生日公演に誘っていただけたことで、計6回入ることができた。その節はみなさま本当にありがとうございました。人との出会いに恵まれ、ツイッターまじで捨てたもんじゃないと実感した夏であった。
昨年の王子様感は残しつつ、新しいKing&Princeを魅せていこうという、本人らの意思が明確に反映された素晴らしいコンサートだったと思う。何度観ても、どの曲においても、決して飽きることがなかった。個人としては、城ホでアリーナ2列目という神席に入ることができ、ファンサもいただけたので天にも昇る心地であった。
この2ndツアーのポイントは、
①メンバーが考案した演出(Glass FlowerとLetterが特に最高)②嵐・松本潤氏を演出に招致(Spark and Spark〜FEEL LIKE GOLDの圧倒的強さ。火花とともに上昇し、スモーク噴射しながらグルグル回転するセンターステージは圧巻だった。控えめに言って神。)③Mr.KINGとPrinceからの脱却(Jr.時代のユニ曲を全員で歌うことで次なるステージへの覚悟をファンと共有)④さらに磨きがかかった生歌とダンス(見た目だけじゃなく、実力があることを印象付ける)だったと思っている。
とにかく円盤が発売されたら、ファンでなくとも是非一度観ていただきたい。購入していただきたい。金を払ってまで観る価値があると保証できる。と書いていたところで、タイミングよく発売が発表されたではないか!!初回・通常それぞれにBlu-rayとDVDが用意されていて、しかも通常にはソロアングルが収録されるというのは今からめちゃくちゃ楽しみである。個人的にはMoon Loverだったら嬉しいな!!!
支出は6公演計で98,360円であった。横浜と宮城に遠征したがいずれも日帰りで済ませたため、宿泊費を節約できた。また、例によって必要ではないと判断したグッズは一切買わないことで、お土産用に平野くんのフォトセを購入しても1万円ポッキリに収まった。今までであれば、必要でなくともツアーグッズを買うことでグループへの支援にはなると考えることもできたが、ここ最近は私も自身のお財布事情を考慮する傾向にあるんだなあ・・・などと実感した。
パパママ一番!裸の少年 夏祭り(HiHi Jets/7MEN侍)(8月)
今年の六本木の夏は「僕たち作間&作間」、これに尽きる。もう二度と作ちゃんによる「Romeo&Juliet」を観ることがないかもしれないと思うと発狂する。禿げる。それくらい最高だった。アイランドTVによるライブ中継が前半までしかないことをこれほど憎んだことはない。どうにかしてどこかで映像化されないかな、思い出せば思い出すほど切なくなってきたな。
この夏を越えて、HiHi Jetsまだまだもっといけるはずだ、と強く思った。8.8もあったからこそ、悔しさみたいなものが残った。今でもパフォーマンスの質は高いし、盛り上げ上手なのでコンサートもブチ上がる。でもYouTubeは正直伸び悩んでいるし、何かはわからないけど何かが足りていないように思う。今は足踏みを踏んでいるような状況にあるが、2020年のHiHi Jetsに今から期待したい。
支出は一泊込みの遠征で2公演47,170円だった。ここで注目されたいのが「宿泊費 スパラクーア」である。みんな言わないだけで結構使ってるんじゃないの〜???と勝手に思っているが、つまりはスパラクーアで深夜料金を支払い、ホテル代わりにするという遠征オタライフハック(?)である。解放された休憩室&ソファでの就寝になるため神経質な方にはオススメできないが、どこでも寝れるぜ!という私にとっては、①時価相場に左右されない ②常にキレイで安定した設備とサービス ③広いお風呂に入れる ④ホテルを探して予約する必要がない、これで5,000円弱というのは圧倒的コスパの高さである。超オススメ。
グッズ代と宿泊費を抑えることができたが、この時期毎週現場があったことで疲労感に耐えきれず新幹線を往復で利用したため、全体としては年始のジャニアイより高い出費となった。
ARASHI Anniversary Tour 5×20(8月)
こう見えてジャニオタとしての入り口は嵐で、中高時代の青春は嵐とともにあった。が、5×20ツアーは18年末の東京ドームで一度参戦していたため「嵐、今まで本当にありがとう!」みたいな感動的なテンションではなく、「なるほど、こういう演出」「このレーザーめっちゃいいな」「これは嵐くらい稼げるからこその装置だな」などと、どうすれば今の自担たちのライブのエンターテイメント性を高められるかについて考えを巡らせたコンサートだった。(嵐ファンに刺されそう)
嵐のコンサートは、夢が詰まっている。ここまで事務所の稼ぎ頭になれば、やりたいことが全部できるぞという姿を見せてくれている。いつか嵐のライブDVDを全て見返して、自担Gでやりたい演出選手権とかやってみたい。
前回参戦時にペンライトとTシャツを購入済みであったため、支出はチケット代のみであった。
DREAM BOYS(9月)
2019年で最も記憶に残った現場は、間違いなくこのDREAM BOYSである。2013年のEndless SHOCKでびしょびしょに泣いていたユウタが、再び“ユウタ”として帝国劇場で座長を務めるなど、誰が想像できただろうか。しかも堂本光一氏が演出・脚本に加わるという形で!!
ドリボはHiHi Jetsが出演した昨年に一度観劇しただけであったが、今までの世界観は残しつつ、登場人物の心情、ストーリーに観客が共感できるように変更がかけられ、そこに岸くんや他のキャストの表現力が加わることで、涙なしでは観られない最高の舞台に仕上がっていた。担当の贔屓目を抜きにしても、ユウタを演じる岸優太は最高だったと思う。歌に感情を込めさせたらピカイチで、 桟橋で歌う「星の光る空」、「心に何かが詰まって 過ちばかり “繰り返してた”」というまるでディズニーかのような独唱から始まるフィナーレの「Next Dream」が本当に大好きだった。胸を打つストーリーと、最後には多幸感溢れるショーで送り出してくれる2019年のDREAM BOYSは、Wゆうた初演ということも相まって忘れられない舞台となった。
この9月は色々あった。作間くんが舞台を途中降板することになる直前の9/8、何かに呼ばれるようにして私は東京へ向かい、観劇した。その翌日の休演日を挟み活動休止に入ることとなったが、DREAM BOYSという夢のステージに立つ作ちゃんをこの目で見ることができてよかった。再開まであと約一ヶ月、再び君がステージに立つ姿を見られたらと願う。
支出は二度の遠征・計5公演で131,350円と、今年一番の出費となった。舞台はやはりチケット代がかさむが、一度の遠征でどれだけ多く入れるかが肝になるため、土日で4公演を入るほかなかった。毎度感情の起伏と高い集中力を求められるので、さすがに死ぬかと思った。トータルの中でグッズ代はこれだけ買っても2万円だった、と感じてしまうのでそろそろ金銭感覚が狂ってきている。*4
ちなみにどうでもいいが、スパラクーアを利用する際はTDポイントカード(無料)で400円ほど安くなることに気づき、ここにきてようやく作った。最高。
Endless SHOCK(9月)
岸くんが出演したことをきっかけに、すっかりSHOCKファンとなった私は毎年欠かさずSHOCKを観劇しており、今年も梅芸で観劇した。すでに来年度のキャストが発表になったが、ユウマがライバルのSHOCKも私が観てきた中ではなかなか新鮮なものだったので、もう少し観ていたかったところではある。
支出はチケット代のみ。最高のダンスミュージカルとたゆまぬ努力によるパフォーマンスによって「走り続ける意味」を教えてくれる点では、そこらへんのセミナーよりよっぽど価値があるし、コスパはマジで高い。(急になんの話?)
映画「ブラック校則」舞台挨拶(11月)
神宮寺担のお知り合いに誘っていただき(ありがとうございます!!!)、勝利と海ちゃんに会うことができた。前衛的な映画の鑑賞に加え、2人の世界観たっぷりの挨拶を見ることができて2,100円は鬼…。舞台挨拶にはあまり行く機会がなかったので、ワクワクして楽しかった。
関ジャニ∞47都道府県ツアー UPDATE(11月)
ここら辺になってくると記憶が新しい。まさか松竹座が当たるだなんて思ってもみなかった。ネタバレを避けるため内容については省くが、ツイッターにはウダウダ書いたように、このツアーをもって「5人」を実感することになって、ちょっと病んだ。私にはまだ早かったのかもしれない。今は十五祭の楽しかった思い出に浸って過ごしている。
例によって必要と感じないグッズは買わないことにしているため、支出はチケット代のみとなった。
忘れてもらえないの歌(11月)
もうね、内容については一度観劇しただけでは受け止めきれなかったので、色んな方々の解釈ブログを読むに徹している最近。というかちょうど風邪のピークでしんどすぎて、観劇どころじゃなかった。体調管理はしっかりしようね、という教訓を得た。万全の体調でもう一度観たい。2019年で後悔の残る現場となった。
支出はチケット代のみ。
“現場”による支出 まとめ
現場による支出は総額410,990円だった。以下、複数の切り口で支出を見ていく。
【タイトル別】
自明ではあるが、回数が多く、遠征した現場ほど支出が多いという結果になった。お金の投じ方からして、私は今「キンプリに最も力を入れている」ことが見えてくる。
【項目別】
項目別で支出を円グラフにすると、以下のような結果になった。チケット代と交通費が8割を占め、しかもそれぞれが同額に近いことに驚いた。
ちなみに、過去最も現場数が多かった2017年(37回)は、チケット代のみ算出すると314,000円であったが、当時は上京中だったため遠征費がほとんどかかっていなかった。支出総額自体はさほど変わっていないが、社会人になったことで現場数が少なくなり、かつ大阪へ戻ったこともあって支出構造が大きく変化したと言えよう。
夜行バスを積極的に使っていたつもりだが、振り返ってみると新幹線をバンバン使ってしまっていたので、来年以降は交通費をいかに抑えられるかが課題になりそうだ。グッズについては、なるべく写真の類のみを購入するよう心がけていたことでかなり支出を抑えられたと感じる。これについては継続していきたい。
【期別】
チケットの振り込みなど詳細な支出発生時期は記録できていなかったが、いつに支出が集中しているかを知るため、各タイトルを春(3〜5月)・夏・秋・冬で分類してみたところ、圧倒的な夏と秋のボリューム!!!今年からは特に、冬のジャニアイが実質なくなり、秋のドリボへ移行した影響によるものと考えられる。現場が少ない=生きがいがない中、いかに越冬できるか。そして冬〜春の間にどれだけ貯蓄できるかが来年の夏の運命を握りそうだ。
雑誌・CD・DVDによる支出
オタ活の中で、ナメてはならないのがメディア関連の支出だ。ということで、棚にあった今年買ったであろう雑誌と円盤を分かる範囲で書き出した。
コンサート・舞台の支出を見てからこの額を見ると「あっ、意外と使ってねーな」となってしまうので怖い。内訳としては、雑誌:35,558円・CD/DVD:43,719円だった。CD・DVDって思っているより高い。
雑誌は解体のめんどくささを嫌という程味わっているので、絶対に紙で残したい!!と思うもの以外は買わない主義だ。ひと月当たり3,232円分の雑誌を購入している計算になるが、吟味して買ったものばかりなので一切無駄な支出ではない(はず)。ちなみに最近雑誌を購入する上で自分に課しているマイルールは、①ホチキスを外すのが面倒なのでポポロは避ける ②5誌ではMyojoかWink Upを信じる ③表紙であれば買う という三点。毎月のことなので、ルールを設けることでストレスを軽減している。
しかしながら、1年で79,227円と言われると思ったより少なく感じるが、毎月7,000円程度と考えると少し大きい気がする。まあでも、飲み会2回を我慢して済むのなら断然それを選ぶだろう。ということで、これらの支出については妥当と判断した。
その他の支出
ジャニオタ活動において支出が発生する場面は、上記のようなコンサート・舞台・メディア関連以外にも存在する。ということで思い出せる限りの支出を書き出した。
【ジャニーズショップ/アイランドストア】
今まで購入した写真の枚数を気にしたことなど一度もなかったが、1年で岸くん・作ちゃん合わせて150枚程度といったところだろうか。岸くんが写るものは全購入している(はずだ)。ただ、ここのところ機械的になりすぎてどの写真をいつ買ったかなど覚えておらず、アルバムのオフショットを2セット買ってしまうなどした。「ジャニショはタレントへの直接的投資」と認識しているのでまあ別にいいのだが、気を付けていればダブりは防げたので、やや無駄な出費をしてしまったと言える。
また、サマステ遠征時に運良くアイランドストアへ入店することができた。QRコードで専用のショッピングページに入り、カメラをかざしながらグッズを購入するという「今までにない最先端の試み」に触れ、とても新鮮だった。悩みに悩んだ末、アクスタ・チケットファイル・クリアファイル・Jr.名鑑を購入。セクシーハンガー(?)は将来絶対やり場に困るだろうと思ったので購入しなかった。せっかくアイランドストアに入れた割には、良識の範囲内での買い物となった。
【ファミリークラブ】
年単位でかかる大きな固定費といえば、JFCの会員費だろう。大体が年に一度の申込みに使用するだけで、当たればいいが当たらなかった時の空虚感はすごい。今所持している名義はそれなりに結果を残しているからまだいいが、東京遠征へ1回行けるほどの金額が毎年かかっているかと思うと気が遠くなる。しかし、このたった4,000円の投資を怠れば、幸せな空間で最高の体験を得ることが途端に困難になるため、さくっとPay-easy払いしてしまえばなんてことはない。
【IsLAND TV】
これができてから、ジャニオタの生態は変化し始めているように思う。日常的にジャニーズJr.たちのオフショットを覗けてしまうし、ワンコインでライブの生中継だって観ることができる。「ジャニーズJr.」へのハードルはぐんと下がっている。
とは言いつつも時間帯的に観れないものも多く、ジャニーズJr.祭りin東京ドームと、HiHi Jetsのサマステのみで課金した。たった500円(祭りは高かったけどな!!)でライブ中継を楽しめるというのはとても良い。何より、ツイッター上で担当も担当でない人も、皆が同じ体験をリアルタイムで共有して盛り上がっている空気感が好きだと思った。
【その他】
その他細々としたグッズ類と、収納アイテムにかかった費用である。この中で最も有意義と感じられた出費は「チケットファイル」の買い替えだった。これまで百均のフォトアルバムで半券を管理していたが、ここ2〜3年ほどずっと悩まされていた「デジチケ、でかすぎて入らない問題」が深刻化してきたため買い替えに踏み切った。
無印のがいいとかセリアのがいいとか様々な情報を参考にしたが、こちらの商品を購入した。item.rakuten.co.jp選んだポイントは、①リフィルタイプであること ②高さ85mm=デジチケをラミしてもギリギリ入ること で、10シート648円とかなり割高ではあるが、素材もしっかりしているので申し分ない。これを無印のB5バインダーに挟んで管理することで、今までの現場を一度に振り返りやすくなったので、いい買い物をしたと思う。
最後に
この1年の支出を振り返ったところ、
現場関連:410,990円
メディア関連:79,227円
その他:97,010円 で、総額587,227円という結果になった。
これは3グループを掛け持つジャニオタの活動費用として、高いのか安いのかは正直わからない。が、しばしばツイッターやネットニュースで「オタクの年間支出額は◯万円!?」みたいな記事が出れば、そんな額で済むわけがないだろう!!という議論が巻き起こる今の世の中で、私はオタクとして“そこそこいい線”をいっているのではないかと思う。
ちなみに、この額を11ヶ月で割ると1ヶ月あたり53,384円をオタ活にあてていることがわかった。私が今一番欲しいと思っているA.P.C.のハーフムーンバッグが、なんと毎月1つずつ買えてしまうという計算になる。
冒頭で一人暮らし云々という話があったが、もちろん私はオタクだけをして生きているわけではないのでオタ活外の貯蓄もするし、服飾品も買うし、飲み会に行ったり旅行にも行く。実家暮らしの今でさえ、毎月給料日前は息絶え絶えで乗り切っている。こうして初めて自身のオタ活を金銭面で振り返って実感したが、実家に比べておおよそ10万円強の支出増加が見込まれる一人暮らしなど、今は到底できそうにない。*5
そう考えると、自立して一人暮らしをしながら高い水準でオタ活している人たち、えらすぎるね!!!!!マジリスペクトである。一人暮らしは、あと2回くらい昇給できたら始めようと思いました。
1年間の支出を振り返ったことで、自身のジャニオタとしての性格が垣間見えたように感じる。仕事に追われ時間に追われる中で、いかに資金を確保し、オタ活ができるか。趣味といえど半分命をかけてやっているようなものなので、来年以降も楽しいジャニオタライフが送れるよう、工夫していきたい。
(10739字)
*1:ただし金額からお察しのように夜行バスといっても3列シートは死守している。まあ数千円でも節約になればそれでいいと思っている。
*2:ファンサービスをもらうとか、夢に出てくるとか、将来デビューしてほしいという明確なビジョンが描けるようなポイントがあるとか、担当であることを自覚できる体験のこと。
*3:写真類はいつかメルカリに出品するとしても、発送しやすいし売れやすい。グッズの類は梱包がめんどくさいし、思うほど売れないのだ…。
*4:ステフォを15枚買って7,500円って高いのか安いのかわからなくなっちゃうよね。多分安い。
*5:単純計算すれば生活とオタ活だけで15万を超えるので、今まで通りの暮らしは絶対にできない。
ジャニーズJr.チャンネルの再生回数を分析してみた【後編】
前回の記事はこちら。
がむしゃらに再生回数を上げたもん勝ちよ!!!というような数字の殴り合い、「ジャニーズJr.担血祭り〜YouTubeから始まる〜」を推奨するものではなく、各ユニットの再生回数を分析することでそもそもどんな動画が人気なのか?ファンのニーズにハマっているのか?自担の魅力を伝えられるのか?そんなことを考察していきたいブログです。それでは、さっそく続きをレッツゴ!(cv.田中樹)
⑤ユニット別にみる人気動画の特徴(後編)
※前回、HiHi Jets編とSixTONES編をお送りしています。
〜Snow Man編〜
まず、Snow Manにおいて着目すべきは、ライブ・ダンス動画を除いた企画モノのみでベスト10を抽出してもほぼ全てがミリオンプレイヤーであること。トラ・Hi・美は、上位動画でも60万回を超えられるか超えられないかのあたりをさまよっているため、スノの堅実さが際立つ。
また、この10位中5つの動画が、6人から9人になった後に撮影されたものであることも興味深い。以下の図2は、ライブ・ダンスを除いた動画のみの推移を示している。縦の赤ラインが9人の動画がアップされ始めた境界線である。メンバー加入前後でも比較的同水準で推移しているようにも見えるが、60万で区切ると(横の赤ライン)、9人になってからはほぼ全ての動画が60万回を超えていることがわかる。このことから、企画の良し悪し等もあるので長い目で見る必要があるとは思うが、メンバーが増えた=ファンの母数増えたことで、再生回数のボトムが押し上げられた可能性が示唆される。(かといって、人数が多ければ多いほどいいのかと言われれば一概にそうでもなく、9人という大所帯になっても堅実に数字を伸ばしているのはSnow Manのバランス力の高さあってこそなのだろうと思う。)
さて、そんなスノの中で一番人気があるのは、【超大作】人狼ゲームでガチバトル…あなたは人狼を見破れるか!? である。平均年齢約25歳の良い大人たちと当時15歳の男の子が、ただただ人狼ゲームを繰り広げる様子を捉えた映像となっている。
この動画のすごさはなんといっても、27分49秒という脅威的な長さであるにも関わらず、スノの中で最も再生回数を稼いでいる点だ。*1 30分間も自担を見れるなんてもはや深夜のバラエティ番組並み!最高じゃん!!と思うかもしれないが、企画(はたまたキャスティング)によっては間延びして地獄の30分間になる可能性があるし、そうなれば途中でチャンネルを変えられてしまう。しかし、そのようなハイリスクを伴う長時間動画においても、各々のキャラクター(主に佐久間くん)や役割をしっかりと立たせることでメリハリのある展開になっていたのではないだろうか。
また、8位にも人狼ゲームでブチ切れ!?【寝たら見られない初日の出ロケ(中編)】2/3がランクインしている。そもそも人狼ゲーム自体の面白さ、先の展開が気になったり、メンバー同士の探り合いにニヤニヤしたり、といった魅力も関わっているのではないかと仮説を立てたのだが、本家人狼ゲームの動画は今のところSnow Manしかなく、その因果性を明らかにすることは難しい。参考までに、人狼ゲームに類似するワードウルフで遊んでいる動画を以下にまとめた。【おにぎりdeウルフ】を除けば各ユニット上位30%に入っているが、ここから言えることはあまりなさそうだ。個人的には、スノ以外にも人狼をやらせたらどんな展開になるのか見てみたいところである。
10位以内にランクインした他の動画についても言及すると、【康二ウェルカム】【10問10答】第1弾・第2弾はメンバーの人となり・メンバー同士が相手をどう思っているかがわかるものとなっている。これらに関しては前回SixTONES編でもメンバーの関係性が見られる動画が多くランクインしていたこととも整合性がとれ、こういった「本音系」動画は安定して人気であることがわかる。また、誰が起きていられる?【寝たら見られない初日の出ロケ(完結編)】3/3は「旅行系」動画であり、これもスト同様、より素に近いメンバーの姿がファンに刺さっているのではないだろうか。
で、ここまではいいのだが、Snow Manのトップ10を分析する中で、解釈が難しかったのが、2位の「【クレーンゲーム】達人!深澤辰哉の実力みせます。」と3位の「【ナガシマスパーランド】目指せ!絶叫マシン完全制覇」である。 いや、確かにふっかのクレーンゲームの技術はすごい。しかしメンバー同士が絡むわけでもなく、ひたすらUFOキャッチャーをしているのを見ているだけの動画であり、これまでのセオリーからは外れてくる。*2 絶叫マシンは叫び倒す可愛いメンバーが見られるのかなぁと期待する点で理解はできるが、ファンでなければなかなか"萌え"にくい動画なのではないかと感じる部分がある。*3
しかしながら、そういった一般には少しハードルの高い動画でも100万回を超える人気動画になっているということを鑑みるに、前回示した再生回数=ファン人数×1人あたりの再生回数+ファンではないが興味を持った人数×1人あたりの再生回数の考え方に基づけば、ファンが多いか、1人あたりの熱量が高いか、といったことが読み取れなくはない。スノ担はかつてから数字の部分で強いイメージがあり*4、ファンの頼もしい下支えが数字に表れているのではないだろうか。スノ初心者の私が偉そうにベラベラと語って申し訳ないので、スノ担さんからの貴重なご意見をお待ちしております。(急に意見募集)
〜Travis Japan編〜
皆さんお気付きのように、トラジャは人気動画の傾向がとてもわかりやすい。そう!ダンス!!ダンス!!!ダンス!!!!ダンス!!!!!(うるさい) 10位中4つがダンスをテーマにした動画である。その中でもダントツ1位に輝いたのは、ダンスに対するストイックさ、そのスキルの高さが前面に押し出された【倍速ダンス】「Lock Lock」倍速再生でダンスは難しい!だ。トラジャ担がトラジャのすごさを知ってほしいと思った時にオススメする動画ランキング1位でもあるのではなかろうか。
Travis JapanといえばジャニーズJr.の中でも特にダンスを強みにしているユニットであるが、ファンにとってもその強みが彼らを応援する上での大切な要素(=軸、魅力)であるということが、今回の結果に表れているように思う。ここから考察するに、トラジャとファンは、"ダンス"という要素によって需要と供給が最高点で一致するということをお互いが握れている状況にあるのではないだろうか。少々わかりづらい言い回しになったが、つまりは「ここだけは絶対他に負けないよね」「1番いいものを見せられるよね」というコンセンサスが取れているということだ。
これは他のユニットにもあるようで、ない部分であると思う。自担の魅力を語れと言われればいくらでも語れるが、ではそれを一番魅力的かつ明確に伝えられるコンテンツはどれか?と言われると選び出すのが難しい。そんな時に胸を張って、そのユニットの持ち味・アピールポイントを確実に伝えられる企画動画*5を持っているトラジャは強いと思う。
もちろん、トラジャの魅力はダンスだけではない。10位以内にランクインしたその他の動画は、メンバーの人となり・メンバー同士の関係性が見える「本音系」動画であり、スキルだけにとどまらない彼らの魅力にも多くの注目が集まっていると言えよう。
〜美 少年編〜
美 少年で最も再生回数が多い動画は、【大流行】ドゥビドゥバドゥゲームをやってみた。コンサートのMCでも行われたゲームで、動画を見ていただければわかるが、とにかく楽しそう。とにかく大盛り上がり。とにかくかわいい。(語彙力の低下)美 少年はまさしくリアル男子高校生が学校の休み時間にワイワイきゃっきゃしているような、等身大の姿が魅力的である。2位以下においても、ジャニオタ大好物の"メンバー同士がワチャワチャして可愛い"が詰まっている動画が多くランクインしていることがわかる。
ところで、美 少年の再生回数ランキングベスト10の傾向は、前回述べたHiHi Jetsのそれとよく似ている。 1点目が、ベスト10のうちの多くが2018年前半にアップされたものであること。2点目が、初回企画会議の再生回数を超えられている動画が5本しかないこと。これらが一概に悪いことであるという根拠はないのだが、他のユニットの傾向を考えると、Hi・美、両ユニットの伸びしろの部分であることには違いない。
⑥本質はここに?再生回数ワースト10
ここまで、再生回数の多い動画をピックアップしてその特徴を分析してきたが、ではその一方で再生回数の低い動画とはどのようなものだろうか。いくら大好きな自担といえど企画によっては・・・というような、オタクの本音を紐解いていきたい。ちなみに、日付に赤い印をつけたものは直近にアップされた動画である。これはあくまで初動1週間以内の数字であるので、今回は除外する。*6
まず、とても面白い結果になったと思うのは、美 少年を除く全ユニットにおいてワースト1位が年明け1発目にアップされた新年の挨拶動画(黄色の網掛け)である点だ。美 少年においてはワースト10位となっているが、サプライズゲストとしてジャニーズJr.のキャメロンが登場したことが多少なりとも影響しているだろう。はい、じゃあ正直に各担当さんで自担のこの新年動画を観てないよ〜っていう人がいたら、静かに挙手してください。大丈夫、先生怒らないから。はい。わかりました。・・・・と、まぁおふざけまじりにそんなこと聞きつつも、おそらくだが、皆さん自担の分を最低1回くらいは見たんじゃないだろうかな〜と思う。
こういった類の動画は人々の興味のあるなしが明確に表れるもので、前回④章のHiHi編で触れた、とりあえず全ユニット分見てみようとなるような「企画会議」とは逆のことが言えると考えられるだろう。(もちろん、自担であっても新年の挨拶自体に興味がなければ観ていない人もいるかもしれない。)
1人のファンが、自担の新年動画のみを、まあだいたい1回くらいは再生した結果の総回数。さて、これはつまり何の数字を示しているか。勘の鋭い方であれば私が暗に言いたいことがお分かりかもしれない。え!急に現実!!急にコワ!!!何これコッワ!!!!ただ、これはかなり偏ったデータの見方をした場合の考え方なので、取り扱い要注意です。あくまで参考程度に捉えていただけるとありがたい。
さて、気を取り直して、ワースト1位以外の動画を見ていくと大きく2種類に分けられることに気がついた。まず、緑の網掛けをした部分に注目してほしい。主に、事務所の建物から外へお出かけしてJr.たちがいろんなことをやってみる企画なのだが、私はこれらをレジャー・体験系と名付けた(旅行系とは別概念)。そもそもYouTubeの企画の多くが、外に出るか、綺麗なファミクラ新社屋内でゲームをするかの2分類であり、上位〜中間層にもこのレジャー・体験系は散らばっているのだが、それにしてもことごとくワーストにランクインする傾向が見られる。施設で体験系は、ファミクラ内でゲームをするよりも多くの予算が割かれていそうなのに、再生回数が稼げていないというのはなんとも皮肉な話である。
次に、ピンクで網掛けしたのがあなた誰ですか系だ(めちゃめちゃ失礼)。要は、メンバー以外の人物(著名人・一般人問わず)が出演している動画だ。企画を進める主体がメンバーであることには変わらないのだが、自担以外のあまり知らない人がフィーチャーされる動画は、オタクにはあまりピンとこないのかもしれない。
ただ、これらの動画の再生回数が伸びないからといって、今後展開されなくなってしまうのは悲しい。ワガママではあるが、企画のバラエティは豊富であってほしいので、試行錯誤しながらいろんな企画を見せてくれることを期待したい。
⑦おわりに
こういうブログは前後編に分けるべきではないね!!明らかに後編の燃料切れ感を感じさせてしまう駄文、ここまで読んでいただきありがとうございます。せっかく頑張って書いてきましたがいよいよ本当に力尽きてきたので、分析の結論を全くまとめることなく無理やり締めます。(嘘でしょ自分。。。)
あまり説教くさくなるのも興ざめなのですが、私がこのブログで結局何が伝えたかったかというと「目的を見失う事なかれ」に尽きます。
数字や実績は、事務所がタレントを評価する上で大切な指標の一つには違いない。オタクが自担のためにできる数少ないことなので、指をくわえて待ってる暇があるなら、Jr.チャンネルの再生リストを回しまくった方がいい。ウチらでやったろうぜ!!と熱狂するオタクは最高にかっこいいと思う。しかしながら、原点に立ち返ってジャニーズJr.チャンネルの存在意義を考えてみると、それはオタクにとっても事務所にとっても「とにかく多くの再生回数を稼ぐこと」ではなく「ジャニーズJr.の魅力をより多くの人に知ってもらうこと」だったはずではないだろうか?あまりに綺麗事すぎるなぁとは自分でも思うが、目の前の数字に囚われすぎると、大切なものを見失っちゃうよってことですね。(再生回数が高いだの低いだの散々ここまで書いてきたお前がいうなよって言われそう。)
もし仮にYouTubeの再生回数を増やしたいと思ったときに、例えば私だったら「HiHiの良さが出てる動画ってどれかな!?どれをオススメしたら他担の方々にも見てもらえるかな!?」とか「HiHiの雰囲気を伝えるためにはもっとこういう企画があった方がいいんじゃないかな!?」とかそういうことを考えた方が、数字に追われて鬱になるよりも楽しくオタクができるんじゃないだろうか?今思うと、そんな思いが根底にあってこの記事を書き始めたような気がします。(なんとなくいい話になってきた!)
このユニットの動画にはこんな魅力や面白さ、伸びしろ、オタクのニーズに応える部分があって…ということをできる限り客観的に書いてきた*7つもりなので、HiHi Jetsは5番手!!!ヤベー!!!とか煽った張本人が言うことではないですが、なんとなく数字数字っていう世界に疲れてきたなぁと思っている人がいれば、あなたの自担の魅力を伝えたり、パワーアップさせたりするためのヒントになれば幸いです。
偉そうにほんとすみません!!!!!一緒にPDCA回してくれるオタクは随時募集中です!!読んでいただき、ありがとうございました。
(6299文字)
ジャニーズJr.チャンネルの再生回数を分析してみた【前編】
2019年8月8日、東京ドームで歴史が動いた。“CDデビュー”はこれから先も私たちの夢であり続け、そしてそれは実力が認められた数少ない者だけが掴める栄光なのだということを改めて思い知らされた。そんな時ふと私の頭によぎった、
「あれ、HiHi Jetsって今どのへんにいるんだろう?」という疑問。
私は自分の子が一番かわいい(みんなもそうだよね)ので「自担だって最高だし!実力あるし!努力してるし!デビューするし!!!」と叫びたい気持ちは山々であったが、割と物分かりのいいオタクなので、今の彼らと、今般デビューが決まった2組の間に幾分かの“差”があったことは否めないと理解している。じゃあその差って何なのか?どれくらいなのか?今後どう策を講じていくべきなのか?そんなことが単純に気になった。
そこで、それらを定量的に把握する方法はないかと考えたところ、公式YouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」*1の再生回数データがめちゃめちゃ使えるということに気がついた。今回は以下の2点に目的を絞った。
- ジャニーズJr.戦国時代の現状を知る(@Jr.チャンネル内)
- 動画再生回数の高低差要因を知り、YouTube出のファンを作る方法を探る
無論、YouTubeの再生回数が実力を測る全てではない。数字を並べて殴りあうのはナンセンスだ。「再生回数を上げないとデビューできないから頑張ろう!」ということを推奨する意図は一切ない。しかし、せっかく自担の可愛さを普及できるツールなのだから、その現状と課題を把握し人気に繋げるヒントは得られないものか?ベールに包まれた社長采配に病んでるヒマがあったら、ウチらでガンガンPDCAサイクルまわしてこ〜〜!!!!!そんな主旨の記事にできたらいいなと思っている。
書き進めるうちに論文並みのボリュームになりそうなので、前後編に分けてお送りします!
①データについて
- 対象:YouTube ジャニーズJr.チャンネル内の「グループ横断企画」を除く動画(2018.3.14〜2019.8.11更新)の再生回数
- 集計日:2019年8月14日(水)
- 集計日時:HiHi Jets(11:00〜)→美 少年(13:30〜)→SixTONES(15:30〜)→Travis Japan(17:00〜)→Snow Man(18:00〜)→パフォーマンス動画(19:30〜)→集計終了(20:00)
- 方法:上記の順に、ユニットごとで最新更新分の動画から過去へ遡ってリアルタイムで表示されている数値を記録した。
人一人の生産性には限界があり、ユニットごとで時差が生まれてしまった点は課題として残る。人気の高い動画は数時間で百〜千回単位で再生回数が増えるため、今回集計した回数はあくまで「集計されたある一時点」におけるデータであることは留意されたい。
以下の図1は、各ユニットの動画を更新日時順に並べ、これまでの再生回数の推移を示したものである。*2 大きく跳ねているのは主にライブ動画やダンス動画である。ストは動画の多くが50万〜150万回、スノは50万〜100万回、トラ・Hi・美は50万前後に分布している。
ところで通常、過去にアップされた動画ほど人の目に触れる日数が長くなるため、再生回数は最新になるにつれて低くなると考えられるが、一概にその現象を観察することは難しく、今回考慮しないこととする。むしろ、新旧問わず同様の水準で推移していることから、通常の企画モノ動画は、アップされてから数日は大きく再生回数を伸ばすが、動画のポテンシャルによって上限値が存在し、ある一定に達すると増加が止まる可能性が考えられる。*3 この辺りは次回以降で気が向いたら詳細に分析してみたい。
②再生回数順にみる各ユニットの立ち位置
何度でも言うが、数字の優劣に着目して誰がすごいだの、再生回数で競い合うべきだの、そういうことを述べたいわけではない決してない。*4 客観的指標を用いたときにはこういう結果になる、というただそれだけを示すものである。
MV(ストのみ)・ライブ・ダンス動画はどのユニットにおいても再生回数が異常に高くなる、かつ表2が示すようにユニット毎で本数も異なるため、今回はそれらを除いた再生回数とトータルの再生回数両方で比較を行った。*5
表1を見ると、「これからは実力主義になってしまうんだろうか…」という内容のツイートをよく目にした理由がよくわかる結果となった。(トータル)の最大再生回数を見るとストを除けばかなりの混戦具合であるが、(MV・ライブ・ダンス除く)ではスノも他3組の1.5倍ほどの最大再生回数を叩いており、ライブやダンス以外の通常の企画モノでも高水準で人気があることによって、平均再生回数が高くなると推察できる。これはストにおいても同様である。
さて、冒頭で述べた「HiHi Jetsって今どのへんにいるんだろう?」という私の疑問に答えるとすれば、今回の集計時点において、平均値という指標を用いた場合、チャンネルをもつJr.の中では5番手ということになる。シビアすぎて泣きそう、誰だよこんなことやろうって言い出したのは!(お前だよ)
しかし、ここでクヨクヨと悩んで枕を涙で濡らす必要はない。だって!動画は!企画内容次第で伸びしろがあるから!!というかむしろHiHi Jetsを生かしきれてないだけじゃない???とか思ったりするわけである。ということで、次章以降では、各ユニットの動画再生回数をより詳細に取り上げ、それぞれの企画傾向や、人気のある動画とはどのようなものか、何が人々に刺さるのかについて考察したい。
③再生回数ランキング!ベスト10
以下の表3は、ユニット別の再生回数ベスト10(トータル)である。前述したように、MV・ライブ・ダンス動画はどのユニットにおいても再生回数が多くなるため、見事に上位をかっさらっている。コンサートが円盤化されないJr.界隈にとって貴重な映像であり、何度もリピート視聴されるため半永久的に再生回数が伸び続けると考えられる。
ストを除く4組を比較すると、ライブ動画はどれも100万〜200万強だが、スノ・トラはHi・美に比べてダンス動画も100万〜200万回稼いでいるという点が大きな違いだろう。
個人的に気になったのは、HiHi Jetsは代表曲である「Hi Hi Jet」ではなく「baby gone」が1位という点。これは決して"君とJETでDOするLIFEなう"し飽きたわけではなく、Jetsとして初のオリ曲である「baby gone」への注目度が高く、ファンに繰り返し再生されたということだろう。 また、美 少年のコズメロはコズメロでも、サマステで披露されたコズメロの方が人気が高いというのも面白い。
そしてやはり、JAPONICA STYLEのMVの再生回数には圧倒される。ストの人気度も勿論だが、ジャニーズJr.からオリ曲のMVが公開されたという話題性、注目度、クオリティ、MVという周囲への普及しやすさ…これら全ての高さが1000万回再生に迫る勢いを生み出しているのだと思う。
④ユニット別にみる人気動画の特徴(前編)
ライブやダンス動画から見えるステージパフォーマンス力も重要だが、ジャニオタは総じて、各ユニットの持つ雰囲気やバラエティ力、メンバーの人となり、メンバー同士の関係性を見ることにも、大きな喜びを見出す生き物ではないだろうか。企画モノの再生回数には、そういったジャニオタの趣味嗜好(≒ニーズ)が直に反映されると仮定し、MV・ライブ・ダンス動画を除いた動画の再生回数ベスト10を抽出した。ここからは、ユニット別にどのような動画が人気なのかを見ていこう。
〜HiHi Jets編〜
まず、オリ曲「baby gone」を目隠ししたまま、しかも無音で5人がフリを揃えて踊れるのかを検証した【無音ダンス】持ち歌なら目隠しでも踊れます?! が堂々の第1位に輝いた。「HiHi Jetsでオススメの動画教えて!」と言われたオタクが用意する動画リストに、200億パーセントの確率で入ってくる作品だ。baby goneを知らずとも、開始10秒で乱れる隊列、思い思いの動きでスタジオをさまよい歩く5人の姿を見たら最後である。
この動画が人気なのは、「無音ダンス」という企画自体にどう転んでも面白い感があることに加え、メンバーがワチャワチャして可愛いに違いないとオタクの期待感を高められる点にある。しかも踊っているだけなので、HiHi Jetsの"ノリ"(雰囲気や会話のテンポ感)に魅力を感じないという人でも気軽に楽しんでいただけるという点も大きいと思う。
次に、2位以降に着目したいのだがこの時点で衝撃の事実が発覚する。なんと2位は、チャンネル始動1発目*6に撮影された企画会議なのである…。いや、嘘!?嘘でしょ!?!?企画動画は、2018年3月21日に全ユニット同日公開されたものである。そもそもジャニーズがYouTubeチャンネルを開設するという話題性から、おそらく誰もが自担以外の企画動画も興味本位で一通り再生したのだろう。表5が示すように、スト以外はどれも60万回前後に固まっていることがわかる。
つまりこれはどういうことか。率直にいうと、数々のオリジナリティある動画が、企画会議以上の注目度を集めるに至っていないということである。これはかなりショックがでかい…。また、ベスト10に入っているのは2018年前半にアップされたものばかりで、それ以降にヒット作品が生み出されていないのも寂しい。これはHiHi Jets@YouTubeの今後の課題といえよう。
ちなみに、3位の【語彙力】「いち髪」シャンプーで香りレポート選手権!は、プロモーション動画なのだが、正直タイトルからは全く面白さが伝わってこない。しかしなぜ3位!?その理由はおそらくお風呂タイムがあることと、メンバー同士で髪の毛の匂いを嗅ぎ合う姿が見られるということだと私は思っている。オタクのど変態すぎる欲望が滲み出た結果となった。4位以降は面白いには面白いのだが、HiHi特有のゆる〜〜〜い動画になっているため、個人的にはファンでなければ視聴されにくいのではないかと思っている。
〜SixTONES編〜
SixTONESの1位は、「JAPONICA STYLE」のレコーディング風景を撮影した【レコーディング】裏側編となっている。
そのタイトルの通り、レコーディング風景を収めたものであるが、ただ歌っているだけではない。ひたすらジュリタナカにいたずらを仕掛けに仕掛け倒す。私はSixTONESを「場を回しまくって笑いが取れる、サークルにいたら絶対便利な男子たち」と認識しているのだが、その良さが前面に押し出されていて飽きることがない。レコーディングという普段見られない映像への注目度もさることながら、万人受けする圧倒的なおふざけセンスで高再生回数になっているのだと思う。4位の【KYゲーム】も同様の理由だろう。あと、何より本人らが視聴者を差し置いて1番楽しそうなのが好印象を受ける。
2位は【寝起きドッキリ】人生初体験にハプニング発生!in沖縄。寝起きドッキリが嫌いなジャニオタなんかおらん!!!SixTONESがお送りする安心安定の面白さに寝起きドッキリが組み合わさろうものならば、ファンでなくとも思わず見てしまう。また、これを含めて3つの「旅行系」動画が10位内にランクインしている。他のユニットに比べ、ストは旅行系が多い傾向にあるが、より素に近いメンバーの姿を見られることが人気の理由だと考えられる。
そして興味深いのが、「1対1のサシトーク【不仲の噂】」「SixTONESは本当に仲が良いのか?以心伝心ゲームで検証!」「【6人で食事会】1年ぶりで本音告白!!」といったメンバーの関係性や仲の良さをのぞき見ることができる動画が共通してランクインしていた点だ。こういった動画や旅行系にしても、ジャニオタのニーズにしっかりハマる企画が組まれていると感じる。
最後に、SixTONESの驚異的な再生回数の多さについて考察したい。そもそもファンの母数が大きく、数字に熱心なファンが多いとも耳にするが、きっとそれだけではない。ここで、再生回数=ファン人数×1人あたりの再生回数+ファンではないが興味を持った人数×1人あたりの再生回数という考え方を示したい。ちらっと前述したように、ストの面白さは万人受けするものに近い。また、ジャニオタの好物でしかない企画を多く取り入れている。これによって、ファンではなくとも「1回見てみよっかな」という行動につながり、再生回数を押し上げているのではないだろうか?現に、基本自担の出ているものしか見ない私でさえもストの動画は積極的に見るようになっている。
事務所の力の入れ具合はさておき、ユニットのポテンシャルと企画内容が相乗効果を生み出している好事例には違いない。じゃあ全員SixTONESのようなお笑いセンスを磨け!ということではないが、ファンではない人にも興味を持ってもらうにはどうすればいいかはスト兄さんたちから教わるべし、と強く思った。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
さて、今回はここまで!!長々とお付き合いくださりありがとうございます。
集計してからもうすぐ1週間が経とうとしており、データの鮮度が落ちてきているのだが、心折れることなく後編も頑張ってアップしたい。次回はスノ・トラ・美のユニット別分析と、知りたくないけど知りたいワースト10動画の特徴についてお送りする予定です。興味があればぜひ見にきてくださいね。
では!
(6057文字)
*1:曜日固定で週1回ずつ、ユニットごとにさまざまな楽しい企画動画を無料提供してくれる素晴らしいサービス
*2:SixTONESのJAPONICA STYLE(MVとRecording版)は外れ値に近いため、グラフにする上で除いている。また、スト以外の4組はグラフ上限を3,500,000に揃え比較しやすいようにした。
*3:ライブ動画は半永久的にリピート再生されるため、上限という概念がないと考えられる。
*4:アイドルのきらめきは数字で量れるわけがない。
*5:ダンス動画は、原則【ダンス動画】とタイトル頭に明記されているものとした。よって【無音ダンス】や【倍速ダンス】は含まないが、ストの【Mr.ズドンがやってきた】は通常の企画モノではないとしてダンス動画にカウントした。また、MVはJAPONICA STYLEとRecording版、これはかなりグレーだが「ジャニーズをデジタルに放つ新世代。」をカウントした。また、ストスノ合同クリスマス企画やHiBのライブ動画等はいずれのユニットにも加算していない。
*6:自己紹介を入れると厳密には2発目