ジャニーズJr.チャンネルの再生回数を分析してみた【後編】

前回の記事はこちら。 

がむしゃらに再生回数を上げたもん勝ちよ!!!というような数字の殴り合い、「ジャニーズJr.担血祭り〜YouTubeから始まる〜」を推奨するものではなく、各ユニットの再生回数を分析することでそもそもどんな動画が人気なのか?ファンのニーズにハマっているのか?自担の魅力を伝えられるのか?そんなことを考察していきたいブログです。それでは、さっそく続きをレッツゴ!(cv.田中樹)

 

⑤ユニット別にみる人気動画の特徴(後編)

※前回、HiHi Jets編とSixTONES編をお送りしています。

Snow Man編〜

f:id:kyryu1829:20190820203001p:plain

表7

まず、Snow Manにおいて着目すべきは、ライブ・ダンス動画を除いた企画モノのみでベスト10を抽出してもほぼ全てがミリオンプレイヤーであること。トラ・Hi・美は、上位動画でも60万回を超えられるか超えられないかのあたりをさまよっているため、スノの堅実さが際立つ。

また、この10位中5つの動画が、6人から9人になった後に撮影されたものであることも興味深い。以下の図2は、ライブ・ダンスを除いた動画のみの推移を示している。縦の赤ラインが9人の動画がアップされ始めた境界線である。メンバー加入前後でも比較的同水準で推移しているようにも見えるが、60万で区切ると(横の赤ライン)、9人になってからはほぼ全ての動画が60万回を超えていることがわかる。このことから、企画の良し悪し等もあるので長い目で見る必要があるとは思うが、メンバーが増えた=ファンの母数増えたことで、再生回数のボトムが押し上げられた可能性が示唆される。(かといって、人数が多ければ多いほどいいのかと言われれば一概にそうでもなく、9人という大所帯になっても堅実に数字を伸ばしているのはSnow Manのバランス力の高さあってこそなのだろうと思う。)

f:id:kyryu1829:20190821210819p:plain

図2

さて、そんなスノの中で一番人気があるのは、【超大作】人狼ゲームでガチバトル…あなたは人狼を見破れるか!? である。平均年齢約25歳の良い大人たちと当時15歳の男の子が、ただただ人狼ゲームを繰り広げる様子を捉えた映像となっている。

この動画のすごさはなんといっても、27分49秒という脅威的な長さであるにも関わらず、スノの中で最も再生回数を稼いでいる点だ。*1 30分間も自担を見れるなんてもはや深夜のバラエティ番組並み!最高じゃん!!と思うかもしれないが、企画(はたまたキャスティング)によっては間延びして地獄の30分間になる可能性があるし、そうなれば途中でチャンネルを変えられてしまう。しかし、そのようなハイリスクを伴う長時間動画においても、各々のキャラクター(主に佐久間くん)や役割をしっかりと立たせることでメリハリのある展開になっていたのではないだろうか。

また、8位にも人狼ゲームでブチ切れ!?【寝たら見られない初日の出ロケ(中編)】2/3がランクインしている。そもそも人狼ゲーム自体の面白さ、先の展開が気になったり、メンバー同士の探り合いにニヤニヤしたり、といった魅力も関わっているのではないかと仮説を立てたのだが、本家人狼ゲームの動画は今のところSnow Manしかなく、その因果性を明らかにすることは難しい。参考までに、人狼ゲームに類似するワードウルフで遊んでいる動画を以下にまとめた。【おにぎりdeウルフ】を除けば各ユニット上位30%に入っているが、ここから言えることはあまりなさそうだ。個人的には、スノ以外にも人狼をやらせたらどんな展開になるのか見てみたいところである。

f:id:kyryu1829:20190825170634p:plain

表8

10位以内にランクインした他の動画についても言及すると、【康二ウェルカム】【10問10答】第1弾・第2弾メンバーの人となり・メンバー同士が相手をどう思っているかがわかるものとなっている。これらに関しては前回SixTONES編でもメンバーの関係性が見られる動画が多くランクインしていたこととも整合性がとれ、こういった「本音系」動画は安定して人気であることがわかる。また、誰が起きていられる?【寝たら見られない初日の出ロケ(完結編)】3/3は「旅行系」動画であり、これもスト同様、より素に近いメンバーの姿がファンに刺さっているのではないだろうか。
 で、ここまではいいのだが、Snow Manのトップ10を分析する中で、解釈が難しかったのが、2位の「【クレーンゲーム】達人!深澤辰哉の実力みせます。」と3位の「【ナガシマスパーランド】目指せ!絶叫マシン完全制覇」である。 いや、確かにふっかのクレーンゲームの技術はすごい。しかしメンバー同士が絡むわけでもなく、ひたすらUFOキャッチャーをしているのを見ているだけの動画であり、これまでのセオリーからは外れてくる。*2 絶叫マシンは叫び倒す可愛いメンバーが見られるのかなぁと期待する点で理解はできるが、ファンでなければなかなか"萌え"にくい動画なのではないかと感じる部分がある。*3

 

しかしながら、そういった一般には少しハードルの高い動画でも100万回を超える人気動画になっているということを鑑みるに、前回示した再生回数=ファン人数×1人あたりの再生回数+ファンではないが興味を持った人数×1人あたりの再生回数の考え方に基づけば、ファンが多いか、1人あたりの熱量が高いか、といったことが読み取れなくはない。スノ担はかつてから数字の部分で強いイメージがあり*4、ファンの頼もしい下支えが数字に表れているのではないだろうか。スノ初心者の私が偉そうにベラベラと語って申し訳ないので、スノ担さんからの貴重なご意見をお待ちしております。(急に意見募集)

 

 

Travis Japan編〜

f:id:kyryu1829:20190820235806p:plain

表9

皆さんお気付きのように、トラジャは人気動画の傾向がとてもわかりやすい。そう!ダンス!!ダンス!!!ダンス!!!!ダンス!!!!!(うるさい) 10位中4つがダンスをテーマにした動画である。その中でもダントツ1位に輝いたのは、ダンスに対するストイックさ、そのスキルの高さが前面に押し出された【倍速ダンス】「Lock Lock」倍速再生でダンスは難しい!だ。トラジャ担がトラジャのすごさを知ってほしいと思った時にオススメする動画ランキング1位でもあるのではなかろうか。

 

Travis JapanといえばジャニーズJr.の中でも特にダンスを強みにしているユニットであるが、ファンにとってもその強みが彼らを応援する上での大切な要素(=軸、魅力)であるということが、今回の結果に表れているように思う。ここから考察するに、トラジャとファンは、"ダンス"という要素によって需要と供給が最高点で一致するということをお互いが握れている状況にあるのではないだろうか。少々わかりづらい言い回しになったが、つまりは「ここだけは絶対他に負けないよね」「1番いいものを見せられるよね」というコンセンサスが取れているということだ。

これは他のユニットにもあるようで、ない部分であると思う。自担の魅力を語れと言われればいくらでも語れるが、ではそれを一番魅力的かつ明確に伝えられるコンテンツはどれか?と言われると選び出すのが難しい。そんな時に胸を張って、そのユニットの持ち味・アピールポイントを確実に伝えられる企画動画*5を持っているトラジャは強いと思う。

もちろん、トラジャの魅力はダンスだけではない。10位以内にランクインしたその他の動画は、メンバーの人となり・メンバー同士の関係性が見える「本音系」動画であり、スキルだけにとどまらない彼らの魅力にも多くの注目が集まっていると言えよう。

 

 

〜美 少年編〜

f:id:kyryu1829:20190820235819p:plain

表10

美 少年で最も再生回数が多い動画は、【大流行】ドゥビドゥバドゥゲームをやってみた。コンサートのMCでも行われたゲームで、動画を見ていただければわかるが、とにかく楽しそう。とにかく大盛り上がり。とにかくかわいい。(語彙力の低下)美 少年はまさしくリアル男子高校生が学校の休み時間にワイワイきゃっきゃしているような、等身大の姿が魅力的である。2位以下においても、ジャニオタ大好物の"メンバー同士がワチャワチャして可愛い"が詰まっている動画が多くランクインしていることがわかる。

 

ところで、美 少年の再生回数ランキングベスト10の傾向は、前回述べたHiHi Jetsのそれとよく似ている。 1点目が、ベスト10のうちの多くが2018年前半にアップされたものであること。2点目が、初回企画会議の再生回数を超えられている動画が5本しかないこと。これらが一概に悪いことであるという根拠はないのだが、他のユニットの傾向を考えると、Hi・美、両ユニットの伸びしろの部分であることには違いない。

 

 

⑥本質はここに?再生回数ワースト10 

f:id:kyryu1829:20190826014950p:plain

表11

ここまで、再生回数の多い動画をピックアップしてその特徴を分析してきたが、ではその一方で再生回数の低い動画とはどのようなものだろうか。いくら大好きな自担といえど企画によっては・・・というような、オタクの本音を紐解いていきたい。ちなみに、日付に赤い印をつけたものは直近にアップされた動画である。これはあくまで初動1週間以内の数字であるので、今回は除外する。*6

まず、とても面白い結果になったと思うのは、美 少年を除く全ユニットにおいてワースト1位が年明け1発目にアップされた新年の挨拶動画(黄色の網掛け)である点だ。美 少年においてはワースト10位となっているが、サプライズゲストとしてジャニーズJr.のキャメロンが登場したことが多少なりとも影響しているだろう。はい、じゃあ正直に各担当さんで自担のこの新年動画を観てないよ〜っていう人がいたら、静かに挙手してください。大丈夫、先生怒らないから。はい。わかりました。・・・・と、まぁおふざけまじりにそんなこと聞きつつも、おそらくだが、皆さん自担の分を最低1回くらいは見たんじゃないだろうかな〜と思う。

こういった類の動画は人々の興味のあるなしが明確に表れるもので、前回④章のHiHi編で触れた、とりあえず全ユニット分見てみようとなるような「企画会議」とは逆のことが言えると考えられるだろう。(もちろん、自担であっても新年の挨拶自体に興味がなければ観ていない人もいるかもしれない。)

1人のファンが、自担の新年動画のみを、まあだいたい1回くらいは再生した結果の総回数。さて、これはつまり何の数字を示しているか。勘の鋭い方であれば私が暗に言いたいことがお分かりかもしれない。え!急に現実!!急にコワ!!!何これコッワ!!!!ただ、これはかなり偏ったデータの見方をした場合の考え方なので、取り扱い要注意です。あくまで参考程度に捉えていただけるとありがたい。

さて、気を取り直して、ワースト1位以外の動画を見ていくと大きく2種類に分けられることに気がついた。まず、緑の網掛けをした部分に注目してほしい。主に、事務所の建物から外へお出かけしてJr.たちがいろんなことをやってみる企画なのだが、私はこれらをレジャー・体験系と名付けた(旅行系とは別概念)。そもそもYouTubeの企画の多くが、外に出るか、綺麗なファミクラ新社屋内でゲームをするかの2分類であり、上位〜中間層にもこのレジャー・体験系は散らばっているのだが、それにしてもことごとくワーストにランクインする傾向が見られる。施設で体験系は、ファミクラ内でゲームをするよりも多くの予算が割かれていそうなのに、再生回数が稼げていないというのはなんとも皮肉な話である。

次に、ピンクで網掛けしたのがあなた誰ですか系だ(めちゃめちゃ失礼)。要は、メンバー以外の人物(著名人・一般人問わず)が出演している動画だ。企画を進める主体がメンバーであることには変わらないのだが、自担以外のあまり知らない人がフィーチャーされる動画は、オタクにはあまりピンとこないのかもしれない。

ただ、これらの動画の再生回数が伸びないからといって、今後展開されなくなってしまうのは悲しい。ワガママではあるが、企画のバラエティは豊富であってほしいので、試行錯誤しながらいろんな企画を見せてくれることを期待したい。

 

 

⑦おわりに

こういうブログは前後編に分けるべきではないね!!明らかに後編の燃料切れ感を感じさせてしまう駄文、ここまで読んでいただきありがとうございます。せっかく頑張って書いてきましたがいよいよ本当に力尽きてきたので、分析の結論を全くまとめることなく無理やり締めます。(嘘でしょ自分。。。)

 

あまり説教くさくなるのも興ざめなのですが、私がこのブログで結局何が伝えたかったかというと「目的を見失う事なかれ」に尽きます。

数字や実績は、事務所がタレントを評価する上で大切な指標の一つには違いない。オタクが自担のためにできる数少ないことなので、指をくわえて待ってる暇があるなら、Jr.チャンネルの再生リストを回しまくった方がいい。ウチらでやったろうぜ!!と熱狂するオタクは最高にかっこいいと思う。しかしながら、原点に立ち返ってジャニーズJr.チャンネルの存在意義を考えてみると、それはオタクにとっても事務所にとっても「とにかく多くの再生回数を稼ぐこと」ではなく「ジャニーズJr.の魅力をより多くの人に知ってもらうこと」だったはずではないだろうか?あまりに綺麗事すぎるなぁとは自分でも思うが、目の前の数字に囚われすぎると、大切なものを見失っちゃうよってことですね。(再生回数が高いだの低いだの散々ここまで書いてきたお前がいうなよって言われそう。)

もし仮にYouTubeの再生回数を増やしたいと思ったときに、例えば私だったら「HiHiの良さが出てる動画ってどれかな!?どれをオススメしたら他担の方々にも見てもらえるかな!?」とか「HiHiの雰囲気を伝えるためにはもっとこういう企画があった方がいいんじゃないかな!?」とかそういうことを考えた方が、数字に追われて鬱になるよりも楽しくオタクができるんじゃないだろうか?今思うと、そんな思いが根底にあってこの記事を書き始めたような気がします。(なんとなくいい話になってきた!)

このユニットの動画にはこんな魅力や面白さ、伸びしろ、オタクのニーズに応える部分があって…ということをできる限り客観的に書いてきた*7つもりなので、HiHi Jetsは5番手!!!ヤベー!!!とか煽った張本人が言うことではないですが、なんとなく数字数字っていう世界に疲れてきたなぁと思っている人がいれば、あなたの自担の魅力を伝えたり、パワーアップさせたりするためのヒントになれば幸いです。

 

偉そうにほんとすみません!!!!!一緒にPDCA回してくれるオタクは随時募集中です!!読んでいただき、ありがとうございました。

(6299文字)

 

 

 

*1:Jr.チャンネルを観ている人であれば肌感覚でわかると思うが、多くの動画が10〜15分程度である。

*2:もはや普通にUFOキャッチャーするときの参考動画にされているのではないかとも思う。

*3:あくまで個人の意見です…。

*4:クリエの当日券が、いつもかなりの人数だった印象。

*5:端的にいえば「十八番」のようなものだろうか。

*6:美 少年の2019/3/10【JOHNNYS' Experience】リハーサル大公開!は運営側のミスで上げ直しされたものなので、除外する。

*7:美 少年編は完全に書き疲れて死んでいるのは本当にごめんなさい。許してほしい。

ジャニーズJr.チャンネルの再生回数を分析してみた【前編】

2019年8月8日、東京ドームで歴史が動いた。“CDデビュー”はこれから先も私たちの夢であり続け、そしてそれは実力が認められた数少ない者だけが掴める栄光なのだということを改めて思い知らされた。そんな時ふと私の頭によぎった、

「あれ、HiHi Jetsって今どのへんにいるんだろう?」という疑問。

私は自分の子が一番かわいい(みんなもそうだよね)ので「自担だって最高だし!実力あるし!努力してるし!デビューするし!!!」と叫びたい気持ちは山々であったが、割と物分かりのいいオタクなので、今の彼らと、今般デビューが決まった2組の間に幾分かの“差”があったことは否めないと理解している。じゃあその差って何なのか?どれくらいなのか?今後どう策を講じていくべきなのか?そんなことが単純に気になった。

そこで、それらを定量的に把握する方法はないかと考えたところ、公式YouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」*1の再生回数データがめちゃめちゃ使えるということに気がついた。今回は以下の2点に目的を絞った。

  1. ジャニーズJr.戦国時代の現状を知る(@Jr.チャンネル内)
  2. 動画再生回数の高低差要因を知り、YouTube出のファンを作る方法を探る

無論、YouTubeの再生回数が実力を測る全てではない。数字を並べて殴りあうのはナンセンスだ。「再生回数を上げないとデビューできないから頑張ろう!」ということを推奨する意図は一切ない。しかし、せっかく自担の可愛さを普及できるツールなのだから、その現状と課題を把握し人気に繋げるヒントは得られないものか?ベールに包まれた社長采配に病んでるヒマがあったら、ウチらでガンガンPDCAサイクルまわしてこ〜〜!!!!!そんな主旨の記事にできたらいいなと思っている。

書き進めるうちに論文並みのボリュームになりそうなので、前後編に分けてお送りします!

 

 

①データについて

  • 対象:YouTube ジャニーズJr.チャンネル内の「グループ横断企画」を除く動画(2018.3.14〜2019.8.11更新)の再生回数
  • 集計日:2019年8月14日(水)
  • 集計日時:HiHi Jets(11:00〜)→美 少年(13:30〜)→SixTONES(15:30〜)→Travis Japan(17:00〜)→Snow Man(18:00〜)→パフォーマンス動画(19:30〜)→集計終了(20:00)
  • 方法:上記の順に、ユニットごとで最新更新分の動画から過去へ遡ってリアルタイムで表示されている数値を記録した。

人一人の生産性には限界があり、ユニットごとで時差が生まれてしまった点は課題として残る。人気の高い動画は数時間で百〜千回単位で再生回数が増えるため、今回集計した回数はあくまで「集計されたある一時点」におけるデータであることは留意されたい。

以下の図1は、各ユニットの動画を更新日時順に並べ、これまでの再生回数の推移を示したものである。*2 大きく跳ねているのは主にライブ動画やダンス動画である。ストは動画の多くが50万〜150万回、スノは50万〜100万回、トラ・Hi・美は50万前後に分布している。

f:id:kyryu1829:20190819200337p:plain

図1

ところで通常、過去にアップされた動画ほど人の目に触れる日数が長くなるため、再生回数は最新になるにつれて低くなると考えられるが、一概にその現象を観察することは難しく、今回考慮しないこととする。むしろ、新旧問わず同様の水準で推移していることから、通常の企画モノ動画は、アップされてから数日は大きく再生回数を伸ばすが、動画のポテンシャルによって上限値が存在し、ある一定に達すると増加が止まる可能性が考えられる。*3 この辺りは次回以降で気が向いたら詳細に分析してみたい。

 

 

②再生回数順にみる各ユニットの立ち位置

何度でも言うが、数字の優劣に着目して誰がすごいだの、再生回数で競い合うべきだの、そういうことを述べたいわけではない決してない。*4 客観的指標を用いたときにはこういう結果になる、というただそれだけを示すものである。

f:id:kyryu1829:20190818185018p:plain

表1

f:id:kyryu1829:20190818185043p:plain

表2

MV(ストのみ)・ライブ・ダンス動画はどのユニットにおいても再生回数が異常に高くなる、かつ表2が示すようにユニット毎で本数も異なるため、今回はそれらを除いた再生回数とトータルの再生回数両方で比較を行った。*5

表1を見ると、「これからは実力主義になってしまうんだろうか…」という内容のツイートをよく目にした理由がよくわかる結果となった。(トータル)の最大再生回数を見るとストを除けばかなりの混戦具合であるが、(MV・ライブ・ダンス除く)ではスノも他3組の1.5倍ほどの最大再生回数を叩いており、ライブやダンス以外の通常の企画モノでも高水準で人気があることによって、平均再生回数が高くなると推察できる。これはストにおいても同様である。

さて、冒頭で述べた「HiHi Jetsって今どのへんにいるんだろう?」という私の疑問に答えるとすれば、今回の集計時点において、平均値という指標を用いた場合、チャンネルをもつJr.の中では5番手ということになる。シビアすぎて泣きそう、誰だよこんなことやろうって言い出したのは!(お前だよ)

しかし、ここでクヨクヨと悩んで枕を涙で濡らす必要はない。だって!動画は!企画内容次第で伸びしろがあるから!!というかむしろHiHi Jetsを生かしきれてないだけじゃない???とか思ったりするわけである。ということで、次章以降では、各ユニットの動画再生回数をより詳細に取り上げ、それぞれの企画傾向や、人気のある動画とはどのようなものか、何が人々に刺さるのかについて考察したい。

 

 

③再生回数ランキング!ベスト10

以下の表3は、ユニット別の再生回数ベスト10(トータル)である。前述したように、MV・ライブ・ダンス動画はどのユニットにおいても再生回数が多くなるため、見事に上位をかっさらっている。コンサートが円盤化されないJr.界隈にとって貴重な映像であり、何度もリピート視聴されるため半永久的に再生回数が伸び続けると考えられる。

f:id:kyryu1829:20190818211549p:plain

表3

ストを除く4組を比較すると、ライブ動画はどれも100万〜200万強だが、スノ・トラはHi・美に比べてダンス動画も100万〜200万回稼いでいるという点が大きな違いだろう。

個人的に気になったのは、HiHi Jetsは代表曲である「Hi Hi Jet」ではなく「baby gone」が1位という点。これは決して"君とJETでDOするLIFEなう"し飽きたわけではなく、Jetsとして初のオリ曲である「baby gone」への注目度が高く、ファンに繰り返し再生されたということだろう。 また、美 少年のコズメロはコズメロでも、サマステで披露されたコズメロの方が人気が高いというのも面白い。

そしてやはり、JAPONICA STYLEのMVの再生回数には圧倒される。ストの人気度も勿論だが、ジャニーズJr.からオリ曲のMVが公開されたという話題性、注目度、クオリティ、MVという周囲への普及しやすさ…これら全ての高さが1000万回再生に迫る勢いを生み出しているのだと思う。

 

 

④ユニット別にみる人気動画の特徴(前編)

ライブやダンス動画から見えるステージパフォーマンス力も重要だが、ジャニオタは総じて、各ユニットの持つ雰囲気やバラエティ力、メンバーの人となり、メンバー同士の関係性を見ることにも、大きな喜びを見出す生き物ではないだろうか。企画モノの再生回数には、そういったジャニオタの趣味嗜好(≒ニーズ)が直に反映されると仮定し、MV・ライブ・ダンス動画を除いた動画の再生回数ベスト10を抽出した。ここからは、ユニット別にどのような動画が人気なのかを見ていこう。

HiHi Jets編〜

f:id:kyryu1829:20190819202248p:plain

表4

まず、オリ曲「baby gone」を目隠ししたまま、しかも無音で5人がフリを揃えて踊れるのかを検証した【無音ダンス】持ち歌なら目隠しでも踊れます?! が堂々の第1位に輝いた。「HiHi Jetsでオススメの動画教えて!」と言われたオタクが用意する動画リストに、200億パーセントの確率で入ってくる作品だ。baby goneを知らずとも、開始10秒で乱れる隊列、思い思いの動きでスタジオをさまよい歩く5人の姿を見たら最後である。

 

この動画が人気なのは、「無音ダンス」という企画自体にどう転んでも面白い感があることに加え、メンバーがワチャワチャして可愛いに違いないとオタクの期待感を高められる点にある。しかも踊っているだけなので、HiHi Jetsの"ノリ"(雰囲気や会話のテンポ感)に魅力を感じないという人でも気軽に楽しんでいただけるという点も大きいと思う。

次に、2位以降に着目したいのだがこの時点で衝撃の事実が発覚する。なんと2位は、チャンネル始動1発目*6に撮影された企画会議なのである…。いや、嘘!?嘘でしょ!?!?企画動画は、2018年3月21日に全ユニット同日公開されたものである。そもそもジャニーズがYouTubeチャンネルを開設するという話題性から、おそらく誰もが自担以外の企画動画も興味本位で一通り再生したのだろう。表5が示すように、スト以外はどれも60万回前後に固まっていることがわかる。

f:id:kyryu1829:20190819211127p:plain

表5

つまりこれはどういうことか。率直にいうと、数々のオリジナリティある動画が、企画会議以上の注目度を集めるに至っていないということである。これはかなりショックがでかい…。また、ベスト10に入っているのは2018年前半にアップされたものばかりで、それ以降にヒット作品が生み出されていないのも寂しい。これはHiHi JetsYouTubeの今後の課題といえよう。

ちなみに、3位の【語彙力】「いち髪」シャンプーで香りレポート選手権!は、プロモーション動画なのだが、正直タイトルからは全く面白さが伝わってこない。しかしなぜ3位!?その理由はおそらくお風呂タイムがあることと、メンバー同士で髪の毛の匂いを嗅ぎ合う姿が見られるということだと私は思っている。オタクのど変態すぎる欲望が滲み出た結果となった。4位以降は面白いには面白いのだが、HiHi特有のゆる〜〜〜い動画になっているため、個人的にはファンでなければ視聴されにくいのではないかと思っている。

 

 

SixTONES編〜

f:id:kyryu1829:20190819220448p:plain

表6

SixTONESの1位は、「JAPONICA STYLE」のレコーディング風景を撮影した【レコーディング】裏側編となっている。

 

そのタイトルの通り、レコーディング風景を収めたものであるが、ただ歌っているだけではない。ひたすらジュリタナカにいたずらを仕掛けに仕掛け倒す。私はSixTONES「場を回しまくって笑いが取れる、サークルにいたら絶対便利な男子たち」と認識しているのだが、その良さが前面に押し出されていて飽きることがない。レコーディングという普段見られない映像への注目度もさることながら、万人受けする圧倒的なおふざけセンスで高再生回数になっているのだと思う。4位の【KYゲーム】も同様の理由だろう。あと、何より本人らが視聴者を差し置いて1番楽しそうなのが好印象を受ける。

2位は【寝起きドッキリ】人生初体験にハプニング発生!in沖縄寝起きドッキリが嫌いなジャニオタなんかおらん!!!SixTONESがお送りする安心安定の面白さに寝起きドッキリが組み合わさろうものならば、ファンでなくとも思わず見てしまう。また、これを含めて3つの「旅行系」動画が10位内にランクインしている。他のユニットに比べ、ストは旅行系が多い傾向にあるが、より素に近いメンバーの姿を見られることが人気の理由だと考えられる。

そして興味深いのが、「1対1のサシトーク【不仲の噂】」「SixTONESは本当に仲が良いのか?以心伝心ゲームで検証!」「【6人で食事会】1年ぶりで本音告白!!」といったメンバーの関係性や仲の良さをのぞき見ることができる動画が共通してランクインしていた点だ。こういった動画や旅行系にしても、ジャニオタのニーズにしっかりハマる企画が組まれていると感じる。

最後に、SixTONESの驚異的な再生回数の多さについて考察したい。そもそもファンの母数が大きく、数字に熱心なファンが多いとも耳にするが、きっとそれだけではない。ここで、再生回数=ファン人数×1人あたりの再生回数+ファンではないが興味を持った人数×1人あたりの再生回数という考え方を示したい。ちらっと前述したように、ストの面白さは万人受けするものに近い。また、ジャニオタの好物でしかない企画を多く取り入れている。これによって、ファンではなくとも「1回見てみよっかな」という行動につながり、再生回数を押し上げているのではないだろうか?現に、基本自担の出ているものしか見ない私でさえもストの動画は積極的に見るようになっている。

 事務所の力の入れ具合はさておき、ユニットのポテンシャルと企画内容が相乗効果を生み出している好事例には違いない。じゃあ全員SixTONESのようなお笑いセンスを磨け!ということではないが、ファンではない人にも興味を持ってもらうにはどうすればいいかはスト兄さんたちから教わるべし、と強く思った。

 

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

さて、今回はここまで!!長々とお付き合いくださりありがとうございます。

集計してからもうすぐ1週間が経とうとしており、データの鮮度が落ちてきているのだが、心折れることなく後編も頑張ってアップしたい。次回はスノ・トラ・美のユニット別分析と、知りたくないけど知りたいワースト10動画の特徴についてお送りする予定です。興味があればぜひ見にきてくださいね。

では!

 (6057文字)

 

 

*1:曜日固定で週1回ずつ、ユニットごとにさまざまな楽しい企画動画を無料提供してくれる素晴らしいサービス

*2:SixTONESのJAPONICA STYLE(MVとRecording版)は外れ値に近いため、グラフにする上で除いている。また、スト以外の4組はグラフ上限を3,500,000に揃え比較しやすいようにした。

*3:ライブ動画は半永久的にリピート再生されるため、上限という概念がないと考えられる。

*4:アイドルのきらめきは数字で量れるわけがない。

*5:ダンス動画は、原則【ダンス動画】とタイトル頭に明記されているものとした。よって【無音ダンス】や【倍速ダンス】は含まないが、ストの【Mr.ズドンがやってきた】は通常の企画モノではないとしてダンス動画にカウントした。また、MVはJAPONICA STYLEとRecording版、これはかなりグレーだが「ジャニーズをデジタルに放つ新世代。」をカウントした。また、ストスノ合同クリスマス企画やHiBのライブ動画等はいずれのユニットにも加算していない。

*6:自己紹介を入れると厳密には2発目

関ジャニ∞よ、あまりにも「物語」すぎるだろう。

関ジャニ∞15周年ライブツアー、十五祭はこれに尽きる。

 

7月も終わりに差し掛かるというのに、未だ梅雨明けしておらず体感湿度90%超えのクソみたいに蒸し暑い名古屋。

今回のセットリストは事前にチェック済みで、SNSに零れ落ちるたくさんの歓喜の声に、私自身もこの日をとても楽しみにしていた。行く前からこんなに高揚感を覚えたのは、いつぶりだろうか。

十五祭の開催が決定した時、GR8ESTの思い出が頭をよぎった。と言っても人間の防衛本能か、関ジャニ∞に関する2018年の記憶はうっすらとしか残っていないが、どこか形式的なコンサート、ボケても何か味付けが足りない空回りした丸ちゃん、笑顔に覇気がない横山くん、決意はあるけど不安が拭えないやすだくん。当時の自分の心象も反映されて、私の目にはそんな風に映っていたと思う。その後の公演を重ねるにつれて、関ジャニ∞もエイターも、少しずつ前に進んでいるのだろうということは伝わってきたが、それでも私にとって、6人になった関ジャニ∞の記憶はそんな印象のままで止まっていて、十五祭は心から笑って祝えるのだろうか?と正直不安だった。

しかし、札幌で十五祭の幕が開き、みるみるうちに元気になっていくエイターたちを見ていると「ああ、これきっと私も絶対楽しめちゃうな」と確信できたのだ。

 

そもそも2018年の薄暗い気持ちは、OP映像「関八絵巻」の時点で消し飛ぶこととなる。まず「関八」という響き、まだ使ってる人いるんだ〜!!という盛大なツッコミから入った。余談が過ぎるが「関八」ってギャルが使ってそうな語感だよね。

主コンセプトとなっている「1000人から1000万人へ」を戦国時代に模して、古田新太語り部となって関ジャニ∞の歴史を振り返る映像。この中で、割とポップめに内くんと「袂を分かつ」し、2018年「一人の男の決断の背中を押した」ことにも触れており、書き進めていたらいつの間にかこんな感じの物語になっちゃいましたわ、そんな関ジャニ∞でもかっこいいでしょう?とドヤ顔で言わんばかりの心地よいテンポで進められる。

決してなかったことにはしない。だからこそ、「過去のあれこれも全部武器に変えて戦っていきますから、あなたもそろそろ顔を上げて共に戦ってくださいね。」というメッセージとして、私は受け取った。胸のモヤモヤが少し晴れて、前を向けた気がした。

 

巷で「オタクが作った」と噂されるコンサートの中身の話も書き残しておこうと思う。

私自身が少ないながらも複数のグループを担当していて思うのは、関ジャニ∞は中でも「ファンの求めるもの」を的にしてボールを投げられる数少ないグループであるということ。たまに理解不能なことをしでかすが、「ファンが喜ぶこと」へのアンテナは人一倍敏感なのではないかと思っている。

その心はというと、例年のツアーの仕上がりにも言えることだが、今回の十五祭はいつにも増して、エイターの潜在的ニーズを掘り起こし「観たいを叶える」公演になっていたからだ。通常、アニバーサリーイヤーのコンサートというのはおしなべてシングル曲、昔の曲、支持が高いコンサートのテンアゲ曲に偏りがちだ。それらもまた、ファンが喜ぶものであるので否定するつもりは一切ないが、さて、今回の十五祭はどうだろう。

昔の曲、と言われれば確かに数年前のものなので昔の曲だが、そこか!!!みたいな絶妙なツボを押さえてくる選曲。特に「Eightpop!!!!!!!」とかヤバイ。(語彙力の低下)

「RAGE」「I to U」「ロイヤルミルクストーリー(日替わり)」「Black of Night」「アイスクリーム」あたりは、世の中で主役にはなってないけど、私の関ジャニ∞ブチ上げプレイリストにマストなんですけど〜!???というラインナップで、なぜ我々の気持ちがわかるのだ…?いつの間にメンタリストDaiGoになったのだ…?と動揺を隠せない一方、ウチら感性オニ似てんじゃん?と私の中のkemioと関ジャニ∞が握手を交わした。

アニバーサリー要素が強くなりがちなシングルメドレーをアンコールに固めたのも潔く、本編とエンドロール、のようなイメージで気持ちを切り替えて楽しむことができた。

 

「6人になって歩き出した関ジャニ∞」を象徴にしようと思えば簡単だったかもしれない。でも、決してそうはなっていなかった。

「ここに」も歌った。「Crystal」も歌った。しかしそれらはあくまでもこの15年間の関ジャニ∞の一部でしかなく、その歩いてきた道には8人だった時の関ジャニ∞の、7人だった時の関ジャニ∞の足跡が色褪せずに存在していて(実際に映像が流れていたし)。苦しかった思い出も、楽しかった思い出も、この際ぜんぶ歌にのせて楽しくアップデートするよ!そしてまた物語の続きを作っていくよ!そんな印象を受けた十五祭だった。

コンサートに正解はないが、あれこれと雁字搦めになっていたエイターにとっては「これが6人の関ジャニ∞です!」という正義を突きつけられるより、「観たいもん観れるし楽しすぎるわ」と脳みそを空っぽにして楽しめる最高のコンサートでよかったのではないかと思う。誰よりも関ジャニ∞本人たちが関ジャニ∞のファンであるから、実現できることなのかもしれないと感じた。

 

 

さて、本題はここからである。

こんなふうに自分で語りながらも、果たして本当に関ジャニ∞関ジャニ∞の一番のファンであって、この先もずっと関ジャニ∞というアイドルとして生きようとしてくれるだろうか?

という考えがふと頭をよぎったのが、今回の公演でもあったりする。 急に何を言い出すんやコイツは、と思われても仕方がないが、だってあまりにも綺麗に「物語すぎる」ものだから。

関八絵巻が示すごとく、厳しい下積み時代、松竹座は埋めることができないし、いろいろあって7人になっちゃうし、でもドームを埋められるくらいでっかいグループに成長して、さあここからだなっていう時に、夢を追ってまた一人旅に出てしまって、そしたらそんな逆境にも負けずに、進むんじゃない進めるんだぜ!って力強く歩き出すし。そんな屈強な人間いる?ってくらい、長編映画前後編で作れちまうぞ?ってくらい、関ジャニ∞関ジャニ∞すぎることが少し怖いのだ。

ここで話を再び2018年に戻すと、すばるが脱退することになった時、「この人はアイドルでもあり、等身大の30代男性なんだ」と痛感した。アイドルだからといってアイドルだけで人生で終える必要はなく、40に差し掛かった人間なら自分のキャリアを見つめ直すこともある。

それは渋谷すばるに限らず、他のメンバーにとっても同じことだろう。彼らは"ジャニーズちっく"な美しい物語の主人公Aになるごとく生きているわけじゃない。だからこそ「それでも前を向いて進み続ける関ジャニ∞」なんていうのは我々が都合よく解釈しようとしているに過ぎなくて、その裏には見えない葛藤が存在するし、その大きさは計り得ない。Aに進みますか?Bに進みますか?それとも新しい物語に進みますか?と、行く先が分岐していても何らおかしくはない。

いつまで関ジャニ∞という物語は続くのだろう?続けてもらえるのだろう?

関ジャニ∞があまりにも泥臭くて綺麗でまっすぐな物語を描くからこそ、今こうして私たちの前に立つ6人をそんな風にも見てしまった今回のコンサートだった。

 

しかし、ジャニオタというのは永遠にこの「ストーリー性」を消費する生き物であるので、結局は何が起こるかわからないジェットコースターに乗り続けるのだと思う。今目の前にいる関ジャニ∞を抱きしめて、その生き様を自分に投影しながらわたしも彼らのように人間臭く生きてみたいと思いを馳せるのだろう。

 

ゴチャゴチャと書いてしまったが、十五祭を経て、この先また何があってもまあ大丈夫かな、と思えたので杞憂かもしれないね。物語はきっとまだまだ続く。

 

最後の最後に、安田くんが元気に飛んだり跳ねたり、キレキレに踊ることができるまで回復してくれて本当に良かった。安田くんを支えてくれた人々、安田くんの細胞たち、そして神様にありがとうを言います。これからもどうか健やかでいてください。

(3336字) 

 

ジャニオタブログを書くのに理由はいるのか

さて、そんなこんなで、はてなブログを開設しました。

…と、さも初めてのような口ぶりだが、自身がここでアカウントをつくるのはこれで3回目となる。前回の最後はいつだっただろうか。確か3記事くらいそれっぽく更新して、結局三日坊主で終わってしまった。ちなみに「デジタルネイティブ」とも称されるミレニアル世代なだけあって、中学生くらいからモバスペ(懐かしいね)・JUGEMアメブロなど、数々の手段でもってブログを書いてきた身ではある。中には数年続いたものもあったが、今となっては広大なインターネットの海に消えていったものたちだ。

こうして作っては辞め を繰り返している私だが、それでもなんとなく「書きたい欲」は常に自分の中に渦巻いているような気がする。「こんなテーマで考察を書いてみたら面白いかな」というアイデアが浮かんでは、iPhoneのメモ機能に書き溜めていたりもする。

大好きな自担に想いを馳せて、LOVEポエムを綴りたい。無限に広がるジャニーズの可能性に胸をときめかせ、素晴らしきトンチキ世界について論じたい。才ある先人たちの胸踊るジャニオタブログを目にしては「ああ、私も語りたい。」そう思う日々だ。

 

しかし、今回の(再)開設に至るまでもなかなかすぐには踏み切れず、こうして記念すべき一記事目を綴る中でも「また三日坊主で終わったらどうしよう」という不安が頭をよぎって仕方がない。別に人気ブロガーへの階段を瞬く間に登る異才児なわけでもないのであるから、何にプレッシャーを感じているのかわからないが、スタート時点でこんな風では先が思いやられる。

それでもやっぱり、私はジャニオタブログを書きたい。このブログ欲を満たし続けていくためにも、何故ブログを書きたいのか(理由)、何に不安要素を感じているのか(障壁・課題)、結局のところこのブログは何のために存在させるのか(目的)を、この際に明確にした上で始めたいと思う。*1

 

1. そもそも、何故ジャニオタブログを書きたいのか?

 包み隠さず正直なことを申し上げるとするならば、一番の理由は「ブログが書けるジャニオタってなんか文化的でかっこいいと思っているから」だろう。

ここ数年の傾向を見ると、フォロワー千人単位の大型ジャニオタツイッタラー(長い)が多く誕生しており、みんながみんなブログを持っているわけではないが、「なるほど」と思わされる文章力や着眼点にセンスが光る。学業・仕事・主婦業とも両立させながら、趣味の領域を超えて知見を広げていたり、能動的に人生を豊かにする術を知っていそうな感じがする。社会人2年目に突入するも特にやりがいを感じることもなく、自己実現にも程遠く、自信をなくしている今の自分にはとてもキラキラした存在に見える。

そう、単純に憧れているのだ。あとは、どこかで承認欲求を満たしたい自分がいるのだろうと思う。不純な動機にも思えるが、つまりは「ジャニオタという趣味を通じて、文化的で充実した生活を送る自分になりたい」、その一つの手段としてブログを考えている、といったところだろうか。

勿論ポップカルチャー・ジャニーズカルチャーに対する純粋な興味もあって、自分なりに研究してみたい、そしてその結果を共有する場としてブログを使いたいとも思っているが、これも上記の動機に大きく繋がる部分があると思う。

 

2. ブログ運営の何に不安要素を感じているのか?

これは大きく分けて二つあると思う。一つは、私のブログ最盛期当時から、ブログの持つ意味が自分の中で変化しているということだ。当時は中学・高校生だったこともあり、半分身内向け・半分は趣味(その当時はサッカーにお熱だった)で繋がりを作るためにブログを書いていた。2010年に同様の趣旨のツイッターアカウントを作ったが、スマホを手に入れるのはまだ先の話であったし、ツイッターは最低限の情報収集ツールにとどまり、PCからAmebaを開いて友達を作るような環境にあったことも大きい。

よくもまあこんな恥ずかしげもなく、誰に向けて書いているのかもわからない文章を投稿できていたと思うが、若さは何物にも代えがたい原動力なのだと改めて実感する。それに、日記を書くようなテンションでブログを書いていたのでそこまで時間も要さなかった記憶がある。

しかし、あれから時代は移り変わり、ブログに綴らずとも140字以内という「手軽さ」で自分の日常や意見をシェアできるようになった。言わずもがな、私もツイッターランドの住人となって今に至る。要は、私の中でブログを書くことへのハードルが上がっているのだ。「ツイッターだけでは書き得ない何かしら意味のあることを、一つの文書として世に出さねばならない」と思っているので、何度も内容を精査するし、自然と時間もかかってしまう。日を置くごとに嫌になって結局陽の目を見ることがない下書きだけが残っていく経験があるので、その点が自分の中で不安なのだと思う。

f:id:kyryu1829:20190707113700p:plain

今となっては恥ずかしすぎる当時のブログ(一部抜粋)

二つ目は、モチベーションの維持だ。一つ目にも通じるが、1日の自由時間が2〜3時間程しかない社会人にとって、ブログを書くという時間のかかる行為は少々コストが高い。アクセス数が期待以上に伸びないことを思うと、承認欲求が満たされる以外に何か自分にとって得るものがないと続ける意味が見出せないような気がする。自己満足のためだけにブログができるほど、今の私に余裕はない。

 

3. では、私にとってこのブログの目的は何なのか?

ちょっとした意見を述べるくらいならツイッターで十分事足りる。それでもジャニオタブログを書くのは何故なのか?何のためなのか?(=目的)を整理したい。目的が明確ではないまま走り出すと、「ブログを書くため」にその他の行動が義務化されるような自体に陥りかねず、それだけは絶対に避けたいからだ。何故ジャニオタブログを書きたいかは1.で述べた通りだが、今一度噛み砕いて考えると、

①ジャニオタとしての解像度(=視野の深さ)を上げること

②文章力など伝える力を向上し、共感・共鳴の得かたを学ぶこと(スキルアップ)

③ ①と②を通じて自己効力感を高め(=私的にキラキラすると同義)、仕事を含む私生活に還元すること

④そして何より、趣味をさらに充実させること

を期待しているのではないかと思う。かなり抽象的な表現に落ち着いてしまっているが、同時に、これらの達成を目的として掲げたいと思う。

不安要素についてだが、要するに私は三日坊主になることを恐れている。ブログを書きたいという気持ちはあるのに、また三日坊主になってしまったら、ますます憧れのジャニオタブロガーの方々を比べてオタクとしての自信を失くしかねない。だから、私はここにおいて私への許容範囲を広げてあげたいと思う。アクセス数が伸びなくてもいいんだよ、毎週記事を投稿する必要はないんだよ、と。

 

 

ジャニオタブログを書くのに理由なんていらないだろう。

でも、ジャニオタは大切なライフワークだ。せっかくやるならちょっとでも自分のためになることをやってみようと思う。

私へ。素敵なブログ生活、楽しんで!

(3006字)

 

 

*1:ブログを書くのにそんな論理立てる必要は全くないし、自由にやればいいじゃないか、ということは私が一番理解している。ジャニオタとしての自己分析、はたまた文章を書く練習とでも捉えてもらえればいい。